April 10, 2019
キヤノンメディカルシステムズ株式会社(本社:栃木県大田原市 社長:瀧口 登志夫)は、次世代三次元レンダリング技術 “Global Illumination(グローバル イルミネーション)”を医用画像処理ワークステーションVitreaに搭載し、今月より販売を開始します。
当社はCT、MR、X線アンギオなどのモダリティで撮像された画像から三次元画像の生成、各種定量解析等を行う装置として医用画像処理ワークステーションVitreaを国内外向けに提供してまいりました。この度、同装置に、より写実的な三次元画像生成を可能とする新しいレンダリング技術“Global Illumination”を搭載し販売を開始します。当技術は、より実像に近い写実的な仮想三次元画像を生成、提供することで、物体の形状、凹凸の把握が必要とされる整形領域や死亡時画像診断、また患者や他の診療科への説明、コミュニケーションなど、様々なシーンでその有効性を発揮し、医用画像に新たな付加価値を創出します。
新製品の主な特徴
1. 写実的で自然に近い三次元画像の生成
単一方向の光線、反射のみでなく、多量の光線を緻密にシミュレートすることで、実像に近い仮想三次元画像を生成することが可能です。CT、MR、X線アンギオ装置で撮像された画像に対応します。
2. 高速処理技術によるリアルタイム操作性を実現
高い計算処理能力を持ち、膨大な計算量を要する同技術においても、回転、拡大・縮小、各種セグメンテーション等の操作を従来のボリュームレンダリング処理と遜色ない処理時間でリアルタイムに行えます。
※1, 2 Courtesy Prof. Prokop RadboudUMC, Nijmegen, the Netherlands
一般的名称 | 汎用画像診断装置ワークステーション用プログラム |
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販売名 | 医用画像処理ワークステーション Vitrea VWS-001SA |
認証番号 | 224ACBZX00045000 |
【キヤノンメディカルシステムズについて】
当社は、疾病の早期診断、早期治療のためCT、MRI、超音波診断装置、X線診断装置などの画像診断装置や体外診断装置、ヘルスケアITソリューションを開発、製造し、世界150以上の国や地域に提供しています。当社の経営スローガンである「Made for Life」(患者さんのために、あなたのために、そしてともに歩むために)のもと、病院経営に貢献し、患者さんに優しい医療システム・サービスをお届けし、これからも変わらず医療に貢献してまいります。
キヤノンメディカルシステムズ株式会社 ホームページ:https://jp.medical.canon/
【地球環境への取り組み】
当社は、より良い地球環境の実現のため、開発、調達、製造、販売、サービス、廃棄段階まで一貫して環境への影響に配慮した医療機器・システムを提供しています。地球温暖化防止をはじめとし、医療放射線被ばくの低減、資源有効活用、化学物質の管理など推進し、地球との共生や豊かな価値の創造のために環境保全に取り組みます。
キヤノンメディカルシステムズ株式会社 環境活動:https://jp.medical.canon/about/environment