治療ソリューション

治療する疾患や照射方法、病院様の特徴に合わせて様々なシステムを組み合わせることが可能です。各病院様に応じた放射線治療システムを構築し、患者様により良い治療を提供することができます。

光学式体表面トラッキングシステム:Catalyst+

Catalyst+は、体表面画像誘導放射線治療 (SIGRT)を行うことで無被ばくでの患者セットアップを実現し、また照射時のリアルタイムモニタリングが可能な光学式体表面トラックキングシステムです。可視光を患者へ投影し体表面をスキャンすることで、治療計画時との位置や姿勢の不一致を検出・補正し、より正確な患者セットアップが可能です。さらに、照射中のモニタリング機能を組み合わせることにより、安心かつ正確な治療をサポートします。外部デバイスを使用せずに患者の呼吸情報を取得することが可能であり、息止め照射においても、専用ゴーグルを用いた患者息止め指示によって、正確かつ安心して照射を行うことが可能となります。

包括的なQAデータ管理システム:AQUA

AQUAは、QAプロセスを統合した1つのユーザーインターフェースからQAワークフローを実行できる品質管理ツールです。米国医学物理学会タスクグループ142のプロトコルに標準対応し、導入後すぐにガイドラインに則った管理を行えます。MLCテストやLutzテストなどを自動化することで、QAに要する時間を短縮します。測定機器との接続により各種データを一元管理することで、データ参照の手間を削減し、トレンドやイベント表示によりエラーの早期発見が期待できます。

迅速な治療開始をサポート:AGL

AGLは、治療計画装置Monacoに登録されている基準ビームモデルに合わせてリニアックを調整することで、ビームデータ測定・モデリングが不要になり、治療開始までの日数の短縮が可能となるソリューションです。ビームモデルとリニアックのデータ比較レポートの提供や、臨床に向けたコミッショニング作業の時間を確保することができ、安心して臨床開始を迎えることが可能となります。また、複数台のリニアックを1つのビームモデルを使用することで、装置間の振替治療を行うことができます。

自走式ラージボアCTを用いた位置合わせ

自走式のキヤノンメディカルシステムズ社製ラージボアCT(Aquilion LB)をエレクタ社製リニアックと同室設置し、治療計画CTと同等の高画質画像によって高精度な画像誘導放射線治療が可能です。

定位放射線治療の幅を拡大:定位放射線治療用コーン

定位放射線治療用コーンは、急峻なペナンブラを得ることが出来ます。
コーンサイズは、5mm~40mmまで1mm単位で選択可能です。

呼吸同期インターフェイス:Elekta Response

Elekta Responseは、呼吸同期照射を行うためのリニアック側のインターフェイスで、呼吸モニタリングシステムからのゲート信号に連動し、治療ビームの自動制御が可能です。外部呼吸モニタリングシステムを使用した息止め照射や自由呼吸下での同期照射を行うことができ、放射線治療適応の幅を広げます。意図しない動きが生じた場合にも自動でビームを停止させることで安心して治療を行うことが可能となります。

干渉リスクを事前に確認:干渉チェックツール

干渉チェックツールは、PC画面上の3次元バーチャル表示により、リニアックと患者との干渉の有無を治療計画時に確認できるシステムです。事前に干渉リスクを確認し、装置と患者の接触のおそれがある条件を避ける事で、治療時の安全確保や治療計画の効率アップに貢献します。
一般的名称 放射線治療装置用シンクロナイザ
販売名 Catalyst システム
承認番号 22600BZX00453000
製造販売業者 エレクタ株式会社
一般的名称 モータなし固定絞り加速装置用コリメータ
販売名 エレクタ円形小照射野コリメータ
届出番号 13B1X10101000040
製造販売業者 エレクタ株式会社
一般的名称 全身用X線CT診断装置
販売名 CTスキャナ Aquilion TSX-201A
認証番号 21700BZZ00087000
製造販売業者 キヤノンメディカルシステムズ株式会社