平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。
主要国の経済政策変化による貿易への影響や景気減速傾向など、不透明な世界情勢が変わる兆候は見られません。また、国内においても人口動態、医療需要の変化、働き手不足など様々な構造要因による医療機関の経営環境が厳しい状況も継続することが予想されます。
そのような状況に対応し、お客様にとって、患者さんにとって臨床的に価値のあるソリューション提供をさらに推進すべく、当社は昨年より大きな変革にチャレンジしています。具体的には2026年1月を目途にキヤノンメディカルシステムズとキヤノンを一体化し、事業構造改革・体制強化を行うことで、両社の強みを活かし融合します。これは、1940年以来のキヤノンのメディカル事業の第一段階、2016年に東芝メディカルがキヤノングループ入りした第二段階を経て“キヤノンのメディカル事業3.0”とも言うべき大きな第三段階になります。
さて、今年も多くの新入社員を迎え入れることができました。「Made for Life」の経営スローガンに込められた経営理念を理解し、新たな価値を提供できる人材となってくれることを期待しています。フレッシュな皆さんとともに、これまで以上に世界中の医療に貢献してまいります。