社長メッセージ

平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。

 私たちは、経営スローガンである『Made for Life』を一人ひとりが胸に刻み、医療従事者の皆さまとともに患者さんの尊い「いのち」に向き合いながら、新たな製品を生み出し、その最適な活用方法とともに広め、課題を見出し、次なる製品づくりへと活かしてまいりました。そして、国内外をあわせ1万人を超えるグループ社員たちが、世界各地の医療のために何ができるのかを考え、製品に込められた「いのち」への想いを届けてまいりました。

 そのグローバルな活動の拠点として当社が最初に設立した海外現地法人は、ブラジルのCanon Medical Systems do Brasil(以下CMB)です。1974年に事業を開始したCMBは、今年7月に設立50周年を迎えました。50年前に世界へと踏み出した第一歩はその後、販売・サービスの提供に加え、調達・製造や研究開発へと活動の内容を拡げ、世界各地の医療機関とのネットワークを構築するなど、150以上の国・地域の拠点から180を超える国々へ様々なソリューションを提供する今日の姿へとつながっています。

 世界各地の抱える医療課題は刻々と変化し続けます。キヤノンメディカルシステムズはこれからも『Made for Life』に込められた決意の下、それぞれの医療の現場に寄り添いながら、最適なソリューションの提供を目指し、成長を続けます。

代表取締役社長 瀧口 登志夫