社長メッセージ


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平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。

 日本人がこよなく愛する桜ですが、2020年、2021年に続いて今年は観測史上最も早い開花となりました。国内の新型コロナのマスク規制が緩和されるタイミングと重なったこともあり、久しぶりにマスクなしで満開の桜を楽しみながら散策する人々の姿を多く見かけました。職場でのマスクは個人の判断としたことで、こちらも明るい笑顔が見えるようになりました。

 この4月、当社は143名の新入社員を迎え入れ、4年ぶりに入場制限を無くし全員が一堂に会して対面で入社式を行うことができました。当社の経営スローガンである「Made for Life」に込められた意味を深く理解し、環境の変化とともに変わる医療の課題をつかみ取り、それを解決し、新たな価値を提供できる人材となることを期待します。

 さて、当社は、“全ての人に質の高い医療”の実現を目指し、最先端画像診断ソリューションと臨床情報を束ねる統合ヘルスケアITの連携およびAIを活用し、スムーズなワークフロー支援、迅速な意思決定支援、そして一人ひとりに最適な質の高い医療を支援する商品の研究開発を行っています。

 画像診断装置においては、キヤノンが誇る高精細画像を教師データにディープラーニングを活用して開発した超解像画像再構成技術「Precise IQ Engine(PIQE)」をCTに搭載し、病変部や正常構造の詳細な観察が可能となりました。その技術をMRに搭載することにより、撮像時間を延長することなく高分解能化を実現し、診療科によらず診断の確信度を高めることが期待されます。

 これからも医療の課題を踏まえ、お客さまにとって、患者さんにとって臨床的に価値のある技術・製品を提供し、すべての患者さんの生活向上に貢献するという想いが込められたソリューションを提供してまいります。





代表取締役社長 瀧口 登志夫

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