September 8, 1999
当社は、臓器の動きによる画像のブレを低減できる間欠光照射方式を採用するとともに、41万画素高解像度CCD(電荷結合素子)を搭載することによって、最高水準の画像が得られる多機能電子内視鏡装置「Gaview(型式名 TRE-5500)」および上部・下部消化管用スコープ(型式名はそれぞれTGI-5500D、TCE-5500MH)を開発し、9月1日から販売を開始します。
新製品は、光量のダイナミックレンジ(*)と赤色系の色分離を最適化することによって、輝度や色再現性、解像度を高めた画像を撮影できるとともに、電動スイッチ方式では初めての無段階連続可変吸引機能を実現することによって、操作性を大幅に向上させ、検査時間の短縮を可能にしています。また、静止画像とリアルタイム画像の比較や画像の自在な拡大・縮小などの各種画像表示機能や豊富なプリセット機能を持っています。
新製品の販売は、東芝メディカル株式会社が担当します。
*増幅や表示が可能な画像信号の振幅範囲
内視鏡は、胃がんをはじめとする消化器疾患などを直接観察できるとともに、内視鏡下で簡易な治療を行える医用機器として、近年急速に普及してきています。内視鏡は、光ファイバーで観察するファイバースコープ方式と、撮像素子にCCDを使用した電子内視鏡の2種類がありますが、高解像度の画像が得られ、観察性、操作性、画像処理・保存性などに優れた電子内視鏡が急速に伸長しており、市場の主流となりつつあります。
医療業界においては、消化管内壁を微小なレベルで観察することができるより高解像度の電子内視鏡が求められてきています。
当社は、これらのニーズに対応して、観察能を飛躍的に向上させた新製品を商品化するものです。
以上