January 27, 2006
東芝メディカルシステムズ株式会社(社長:桂田昌生 本社:栃木県大田原市)は、疾病の早期発見のためのスクリーニング、そして、診断から治療、治療後のフォローアップまで、医療施設におけるワークフロー全般に関するあらゆるニーズへのトータルソリューションを提供する、国内市場における画像診断システムのトップメーカーです。
そして、「優れたシステム性能」、「患者さん中心の技術」、「お客様志向のパートナーシップ」を通じ、かけがえのない命とお客様の成長・成功に貢献させていただいております。
現在、国内における病院経営を取り巻く環境は非常に厳しく、医療環境の著しい変化に伴い、各医療機関は医療の質の向上はもちろん、効率の良い医療体制の構築を求められています。その中で検体検査部門においても検査の質、経済性、さらに患者サービスの向上が必要とされています。
このようなお客様のニーズに対応するため、当社は、「高品質な検査」、「迅速化・省力化」、「患者サービス向上」を実現した大規模病院や検査センターなど向け臨床化学自動分析装置「TBA™(ティービーエー™)-c16000」の販売を開始します。
臨床化学自動分析装置は、血液や尿などの検体に含まれるコレステロールや血糖などの生化学成分を測定する装置で、新製品の特徴は次の通りです。
臨床化学自動分析装置に求められるものは「検査結果の正確性」はもちろんのこと、現在注目されているのは「検査の迅速性」と言われています。検査時間の短縮には、装置が測定する時間はもちろんのこと、検体が提出されてから測定開始までの前処理にかかる時間や検査結果が判明してから医師に報告するまでのデータ処理の時間を短縮しなければ実現できません。加えて、医療費削減やDPC*3導入などで、医療の質の向上と効率化が求められ、それに対応できる装置のニーズが高まっています。新製品は、測定処理時間の短縮だけでなく、検査室トータルでの時間短縮を目指した新たな検査の流れを提案する新コンセプトの商品です。
当社が、2002年9月に販売を開始した中規模病院向け臨床化学自動分析装置「ARCHITECT®(アーキィテクト®) c8000」は2005年3月までに生産1,000台を達成、国内生化学機器市場シェアアップに貢献しましたが、今回の新製品の発売により、より幅広いお客様の要望に対してご提案ができるようになりました。これにより、2007年度には国内生化学機器市場において40%以上のトップシェアを目指します。
*1: 免疫測定機能追加・・・・ | 免疫測定機能はオプションです、販売は1年後の予定です |
*2: 2項目独立ランダムアクセス方式・・・・・ | 独立駆動する二重円構造の試薬庫・試薬アーム、ペア配列反応ディスクなどにより、2項目同時測定の項目組合せがランダムな処理方式 |
*3: DPC・・・・・ | Diagnosis Procedure Combination(診断名とそれに関する手術や処置を一連のものとして分類を行い、病名、病状、手術などの内容に応じて定められた1日当たりの定額の点数で医療費を計算する方式) |
販売名 | 価格(税込) | 販売目標(初年度) |
臨床化学自動分析装置 TBA-c16000 | 6,615万円 | 70台(国内) |
(製造販売届出番号:09B1X00003000001)
ARCHITECT は米国のAbbott Laboratoriesの登録商標です
TBAは東芝メディカルシステムズ株式会社の商標です
本資料に関するお問い合わせ先
東芝メディカルシステムズ株式会社 | 本社広報室 | TEL:0287(26)6775 |
東京本社広報室 | TEL:03(3818)2040 |
新製品に関するお問い合わせ先
東芝メディカルシステムズ株式会社 | 検体検査システム事業部 | TEL:03(3818)2182 |