この作業を360度(1回転分)続けて、CTは画像を作成します。装置にもよりますがキヤノンのCT装置は1回転辺り最速0.275秒で回転します。
X線管や検出器はそれぞれすごく重いものですが、それが0.275秒で回転するので、ガントリにかかるG(重力)は48.5Gにもなります。言い換えればそれだけのGに対応できるような設計になっているのです。
(ジェットコースターでのGは4~5G位と言われております。)
ガントリ内部をX線管と検出器が回転している間、検査を受ける方はガントリの開口部を寝台がスライドし、連続して撮影を行います。これをヘリカル撮影と言います。この技術はキヤノンが特許を取得した技術でもあります。