低被ばくCTを実現するスキャン
装置の高性能化に伴い複雑化するスキャン計画を画像表示。
X線の照射量、照射タイミング、撮影時間、スキャンの種類等を一望することができ、スキャン計画の確認及び計画ミスの低減が可能です。
スキャン計画時に、設定条件に対する照射線量(CTDI、DLP)と各種ガイドラインの数値を表示します。これにより被ばく線量を意識したスキャン計画を立てることが可能です。
設定した基準値のCTDI、DLPを超えると警告を表示します。その際、撮影担当者の登録と理由を明記することで撮影を施行できるため、責任あるX線照射及び設定ミスによる過剰被ばくを防ぐことに繋がります。
撮影中にリアルタイムで再構成画像が表示されることで、正確な撮影範囲を確認することができます。必要な範囲のデータを取得後はリアルタイムで照射を停止することができるので、確実なデータ取得及び不要な被ばくを抑制できます。
同技術により造影剤タイミングを患者毎にリアルタイムで計測することも可能です。
XYZ方向(Real ECはZ方向)からの照射線量を変調させ、体格及び対象臓器に合わせた必要線量をコントロールすることができます。
画質を劣化させずに最大50%程度の被ばく低減が可能です。
心電図波形データを基に、画像化すべき静止位相とそれ以外の位相においてX線照射量を変調させます。対象位相以外を低線量で撮影することにより、合計被ばく量を低減させることができます。
心電図波形データを基に、画像化すべき静止位相とそれ以外の位相においてX線照射量を変調させます。対象位相以外を照射しないことで、合計被ばく量を低減させることができます。
寝台を止めずに高ピッチでの撮影ができ、大幅な被ばく低減と撮影時間の短縮が可能です。
一度の撮影の中でピッチ(寝台移動速度)を変調させることができます。 心電図同期、非同期の組み合わせが可能で、広範囲撮影において連続性の良いデータを収集することができます。 撮影時間の短縮、使用造影剤量の低減、被ばくの低減に繋がります。
架台(ガントリ)を傾斜させて撮影することで、水晶体などの放射線感受性の高い部位への被ばくを抑制することが可能です。
脊椎や義歯から発生するアーチファクト方向を変化観察対象部位の画質向上も図れます。
組織感受性の高い水晶体や乳房における被ばく低減を目的とし、患者前面からの照射線量を最大60%被ばく低減が可能となります。
設定されたAEC(Volume EC)の条件にて線量変調が上限値または下限値に張り付くことを避けるよう最小の管電圧を自動的に選択する機能。
管電圧をAutoを選択することで、線量と画質を最適化することが可能です。
1回のスキャン中に寝台移動速度や管電流、心電図波形に同期して、X線を出す方式を切り替える撮影法です。
切り替え設定が3回まで対応可能で、循環器や救急などの症例において、被ばく量や造影剤を低減しながら、短時間で高画質な検査が可能です。
320列面検出器を用いたVolume scan時に、スキャノ無しで直接撮影範囲を視認できる機能として実装。FOV、体軸方向撮影範囲変更についても、簡便にガントリ操作パネルで行うことができ、Volume scannerの特長をさらに活かすかすことができます。
患者さんのポジショニングの際に撮影範囲も同時に確認することができるため、ポジショニング後、スキャノ画像が必要なく、検査時間の短縮と共に、スキャノ画像分の被ばくも低減できます。
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