低被ばくCTの飛躍的進化へ


「低被ばく CT」の進化を 一層加速させるべく、 
キヤノンメディカルは、日々開発に邁進しております。

キヤノンメディカルシステムズは、「医療被ばくを低減したい」という想いのもと、ダイナミックかつ革新的技術を創出することで「低被ばく CT」を具現化してまいりました。トレードオフの関係にある、

「高画質」 と 「低被ばく」

本来、相反するはずのこのテーマを前進させているのは、永年にわたる経験と技術の蓄積を礎とした弊社の誇る技術と、その技術を臨床現場でご評価いただいた、多くの医療関係者の方々のご支援に他なりません。国内のCT販売台数シェア50%超(2018年度当社調査)の企業として、被ばくトータルソリューションと被ばく低減を実現します。

低被ばくCTの歴史

被ばく半減プロジェクト

2011年秋、「日本の医療被ばくを半減したい」という想いのもとにスタートした私どもの「CTの被ばく半減プロジェクト」は、多くの医療関係者の方々のご支援に支えられ、8年目を迎えることができました。

プロジェクトの目標の1つは、弊社独自の低線量撮影技術であるAIDR 3Dをすべての現行販売機種に、有償オプションではなく“標準搭載”すること。すでに稼働中であった145台に対しても技術者が1台1台インストールを行い、2018年8月現在、国内におけるCT総設置台数の約3分の1にあたる、約5000台にAIDR 3Dが搭載されています。

AIDR 3D

画質を保ちつつ最大限のノイズ+ストリーク低減。

AIDR 3Dは収集された投影データ上で、統計学的ノイズモデル、スキャナーモデルを用いてノイズを低減します。さらに、アナトミカルモデルを用い、画像再構成の中でノイズ成分のみを抽出して繰り返し除去します。AIDR 3Dの使用により最大50%のノイズ低減と、75%の被ばく低減効果を発揮します。

AIDR 3D

さらなる低被ばくを目指して

また、低線量を保ちながら、より優れた画像の提供を実現するため、AIDR 3D Enhanced、FIRST、そして2018年、AiCEが製品のラインナップに加わりました。患者さんのために、医療に携わるみなさまのために、これからも情熱と技術で一歩ずつ、プロジェクトを進めてまいります。

AIDR 3D Enhanced

遂次近似応用再構成を、さらなる高画質で。

被ばく線量を最大約75%、画像ノイズを最大約50%低減効果を発揮する、AIDR 3Dがさらに進化しました。生データベース処理プロセスへのNPSモデル搭載や、各種パラメータの改良で、コントラスト差の少ない領域でのノイズやストリークアーチファクトをさらに低減。画像粒状性の改善、空間分解能の劣化も抑えることができます。

AIDR 3D Enhanced

FIRST

モデルベース遂次近似画像再構成法技術。

従来のX線CTの画像再構成であるFBP(Filterd BackProjection)に比べ、圧倒的なノイズ低減、さらなる低線量撮影を実現します。より正確な画像再構成が可能となることで、空間分解能の向上、アーチファクトを抑制した画像診断を提供。スキャン連動での使用やユーザーのニーズに合わせた強度選択も可能です。

FIRSTに関する臨床報告

AiCE

革新の技術で確診へ。ディープラーニングCTの融合。

FIRSTの高品質データを教師画像とし、CT装置がノイズ成分とシグナル成分の識別方法を「学習」。構築された強固なニューラルネットワークを基に画像再構成を行います。低線量撮影下でも空間分解能の向上や、大幅なノイズ低減効果が短時間で得られる、画期的な画像処理手法です。

AiCE