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低被ばくCTを実現する機器群

MegaCool:X線管球

高速回転時の強い遠心力によって発生する焦点ブレを、ターゲットの両持ち支持構造により抑制。熱膨張による焦点移動も改善し、効率的なX線照射を行うことができます。
また、アパーチャー構造が反跳電子を吸着し、焦点外X線を抑制。従来発生していた散乱X線の照射を防ぎ、不要な被ばくを低減します。更に、世界初の陽極接地方式を用いることで管球のコンパクト化と放熱能を向上。冷却能は従来の3倍以上となり、検査効率も向上しました。

Wedge:X線ビームフィルタ

被写体サイズ(FOV)に合わせた数種類のWedge(X線ビームフィルタ)を搭載。管球から照射された連続X線が人体を透過する前に、低エネルギーのX線成分を低減させることができます。これにより画質を落とさず被ばくを低減させることが可能です。また、被写体サイズの違いにより発生する検出器のカウントムラの低減にも繋がります。

Active Collimator:X線ビームコリメーション

通常、寝台移動を伴うヘリカルスキャンでは、スキャンの開始位置と終了位置において、画像再構成に寄与しないX線曝射域が存在します。
この帯域をコリメータによりカットすることで、画像診断に不要なX線を低減します。これにより最大20%程度の照射線量を低減できます。

Quantum Detector:検出器

CT装置において最も重要な要素が検出器です。 当社の検出器は最小スライス厚の0.5mm収集が可能です。各ピクセル間に存在する隔壁はX線フォトンの検出が不能なため、画像化に寄与できない無駄な領域となりますが、当社は独自の緻密な半導体加工技術により、極薄隔壁を作成し、高効率な検出器を実現しました。
多列化に伴い増加するリード線を束ねることで更なる効率化とノイズ低減も図っています。

Gantry:ステルス塗装

CT架台(ガントリ)の塗装にノイズ吸収塗料を使用しています。
写真はEMC(Electromagnetic compatibility)試験の様子。電磁波による障害を受けにくい特性が示され、従来の約3倍の電磁ノイズを除去できます。これにより画質が改善され、より線量を低減した撮影の実現に繋がります。

PUREViSION Detector:新素材検出器

撮影スライス厚の極小化や検出器の多列化の実現にとどまることなく、 検出器そのものの大幅な性能向上を目指し開発されたのが、新型CT検出器PUREViSION Detectorです。
従来の検出器から40%の出力向上と28%のノイズ低減の両方を達成しています。

PUREViSION Optics:新世代プラットフォームガントリ

X線の出力から検出に至る過程において、被ばくと画質のクオリティーを決めるあらゆる要素を徹底的にブラッシュアップ。
患者さんのサイズと被ばく、さらに画質のバランスを考慮した最適なX線エネルギー出力。精巧な極小切断(マイクロブレード)技術と検出器素材の最適化により、光出力を40%向上させたPUREViSION Detector。低被ばく撮影の実現はもちろんのこと、画像ノイズやアーチファクトのより少ない鮮明な画像を提供します。

講演動画:Aquilion ONE GENESIS Editionの開発

講演動画:GENESISの臨床応用(腹部領域)

講演動画:Aquilion ONEが変えた撮影技術

PUREViSION Opticsを搭載した、Aquilion ONE / GENESIS Editionの臨床報告をご覧いただけます。

Ultra High Resolution Detector:高精細検出器

高精細CT用に、0.25mm、1792chの高精細画像を取得可能な新検出器を開発。フォトンを確実に捉えるため、新設計のシンチレータ、フォトダイオードを開発し、X線利用効率の大幅な向上を実現しています。また、シンチレータはもちろん、コリメータやセプタムなど主要コンポーネントを従来の1/2まで極薄化した微細加工技術を確立し、受光効率を極限まで引き上げました。常識をはるかに超えた新検出器が、低被ばくかつ高精度な診断を提供します。

Aquilion Precision