自己検診

乳がんは自分で見つけやすい病気なので、毎月決まった日に自己検診を行いましょう。

自己検診を行う時期は、異常がわかりやすい月経が始まって1週間前後が最適です。閉経後の人や子宮の手術後の人は、毎月日にちを決めて行いましょう。この習慣が身に付くとしこりが出来ていた場合すぐに気づくことができます。

まず、乳房を見てチェックします。鏡の前に立ち腕を上下させたり、後ろに組んだり、下ろしたりしながら、正面と側面から確認します。

  • 左右の乳房の大きさに変化はないか?
  • 皮膚にくぼみやひきつれ、ふくらみはないか?
  • 乳首に陥没やゆがみなど形や位置に変化がないか?
  • 乳首がただれたり、色の変化はないか?
  • 乳首から異常分泌がないか?
  • 左右の乳首の高さに差はないか?

次に乳房にふれてチェックします。入浴時に石鹸を泡立てて、4本の指のはらで円を描くようにして鎖骨から腋の下、乳房、乳房の下全体を調べていきます。チェックを行う方の乳房の手は上にあげ、反対側の手で行います。乳房の大きい人は仰向けに寝て行う方がわかりやすいでしょう。

  • しこりや硬いこぶがないか?
  • 乳頭から分泌物がでてないか?
  • リンパ線が腫れていないか?

乳がんは乳腺の多い外側の上方に出来やすいので念入りに確認しましょう。
乳がんのできやすい部位は外側上方に45~50%発生し、内側上方に25%前後となり、乳頭直下が10~12%、外側下方が10%前後、内側下方が5%前後、全体にまたがるもの3%前後となります。

自己検診でしこりや異常が見つかった場合は、乳腺外科もしくは外科を受診するようにしましょう。乳房にしこりができているからといって乳がんとは限りません。乳房にできるしこりの8~9割は良性の腫瘍といわれています。たとえ乳がんであっても早期に適切な治療を受ければ生存率は約95%ととなり、乳房切除の可能性も低くなります。