上記の診断で異常が発見された場合、主に確定診断のために次のような検査が行われます。
マンモグラフィやエコーなどの画像診断でがんが疑われたり、がんとの区別が難しい場合に行う検査です。しこりに直接細い注射針を刺し、吸引採取した細胞や、乳頭からの分泌物を観察します。
細胞診で十分な診断が得られない時に行います。細胞診の時よりやや太い、直径3mmから4mmの針でしこりの組織を吸引して採取する「マンモトーム生検」と、局所麻酔を行い、皮膚を切開し組織を採取する「外科的生検」があります。
マンモトーム生検は入院の必要もなく、傷跡も目立ちません。
また、外科的生検に比べて短時間で済むため身体的負担も少なくなります。
MRI(磁気共鳴画像診断装置)やCT(コンピュータ断層撮影装置)は主に精密検査や治療のための検査として行われます。
MRIは磁気を利用して体の断面図をつくります。周囲の血管や筋肉も同時に写し出せるので、しこりの位置が特定できます。当社のMRIは胸部領域に優れた描出特性を持つコイルや病変の検出には妨げとなる脂肪を抑制するアプリケーション、開口径71cmのオープンボアなど乳がん検査向けの特長を備えています。
(当社MRIの特長を動画でご紹介しています)