May 23, 2001
東芝メディカル株式会社(社長:鈴木義信、本社:東京都文京区本郷3―26-5)は、平成13年5月23日(水)に開催された取締役会において、平成12年度(平成12年4月1日~平成13年3月31日)の決算および役員人事を次のとおり内定しました。
これらの事項は、平成13年6月26日(火)開催予定の定時株主総会および取締役会に報告または付議されます。
平成12年度は、医療の効率化と質の向上を目指した医療制度改革が病院経営における投資や経営改善などの効率化を早vすと共に、診療報酬引き下げ等もあり、医療機器市場の成長率は依然として低迷が続いております。また、グローバル化、ボーダレス化の進展によって国内市場そのものが海外メーカーを含めた世界的な競争下にあるなど、従来にも増して厳しい状況でありました。
このような事業環境下におきまして、当社は「勝ち残りのための中期経営計画」を策定し、特に最優先課題である販売・サービスの一体戦略を強力に推進するため、平成12年7月1日にサービス会社8社を吸収合併し、今後の事業の基盤作りを行いました。また、同年10月1日に株式会社東芝 医用システム社の病院情報システム営業部門を統合し、画像システム営業部門との一体化によるシステム事業の強化を図りました。さらに、企業体質の変革を進めるための運動である「MI2001」運動を導入するとともに、業務のIT化を積極的に推進しました。
その結果、新生東芝メディカルの当期の売上高は1,381億80百万円、経常利益は13億58百万円となりましたが、退職給付会計の会計基準変更時差異 (24億42百万円)を全額一時に償却したこと等により、当期損失は7億81百万円となりました。
今後、電子カルテやインターネット技術を駆使した医療連携ネットワーク、さらには地域医療体制のシステム化への市場要求から、システム・ネットワーク化への需要が増大し、変革が加速すると考えられます。当社といたしましては、システム事業の強化・拡大のため、平成13年4月1日にシステム事業本部を新設し、医療機関における情報化・ネットワーク化への対応を強化し、ソリューション関連の新規事業の早期立ち上げを図ってまいります。
売上高 | 138,180百万円 | (前年度123,014百万円) |
経常利益 | 1,358百万円 | (前年度84百万円) |
当期利益 | =u 781百万円 | (前年度202百万円) |
(注)退職給付会計の会計基準変更時差異2,442百万円を全額一時に償却した。
次の諸氏が定時株主総会、取締役会において再任、昇格または役員に就任の予定です。
(新役員人事) | ( 氏 名 ) | (現 職) |
取締役社長 | 鈴 木 義 信 | (再任) |
専務取締役 | 三 井 英 郎 | (昇格) 常務取締役 |
取 締 役 | 齊 藤 久 也 | (再任) |
取 締 役 | 安 延 悦 二 | (再任) |
取 締 役 | 伊 藤 久 嗣 | (再任) |
取 締 役 | 掛 川 誠 | (新任)東芝メディカルヨーロッパ社責任者
(副社長) |
取 締 役 | 橋 野 紘 樹 | (新任) 営業本部長 |
取 締 役 | 武 井 威 徳 | (新任) フィールドサポート部長 |
取 締 役 | 松 岡 雅 人 | (新任) 東芝病院事務部長 |
取 締 役 | 杉 田 重 生 | (再任) |
取締役(非常勤) | 桂 田 昌 生 | (再任) |
監査役(常勤) | 川 村 誠 | (新任) 経理部長 |
監査役(非常勤) | 沖 佳 弘 | (任期中) |
監査役(非常勤) | 久 保 誠 | (任期中) |
次の諸氏が定時株主総会終結の時をもって退任の予定です。
(新 役 職) | ( 氏 名 ) | (現 職) |
顧問(非常勤) | 宮 澤 信 治 | 専務取締役 |
嘱託(非常勤) | 古 谷 浩 征 | 取締役 |
嘱託(非常勤) | 田 尻 征二郎 | 取締役 |
嘱託(非常勤) | 監査役(常勤) | |
東芝関係会社経営
幹部就任予定 | 取締役(6月6日付辞任) |
以上