August 12, 1997
当社は、業界最高クラスの41万画素の高解像度CCD(電荷結合素子)を下部消化管用スコープに採用することにより、消化管の内壁の微小構造まで鮮明に観察できる電子内視鏡装置「TRE-3680」を開発し、8月6日から営業活動を開始しました。
同スコープは、小形CCDの採用により、先端部外径をクラス最細の12.8mmに抑えるとともに、消化管治療の際に使われる鉗子チャンネルはクラス最大の3.8mmを確保しています。体内挿入性の容易さと鉗子チャンネルの操作性の向上を図り、患者の負担の一層の軽減を図っています。
新製品の販売は、東芝メディカル株式会社が担当します。
新製品の価格は870万円で、1年間に200台の販売を計画しています。
内視鏡は、胃がんなどの消化器疾患などを直接観察できるとともに、内視鏡下で簡易な治療を行える医用機器として、近年急速に普及してきています。内視鏡は、光ファイバーで観察するファイバースコープ方式の内視鏡と、撮像素子にCCDを使用した電子内視鏡の2種類があります。近年、高解像度の画像が得られ、観察性、操作性、画像処理・保存性等が優れた電子内視鏡装置が、急速に伸長しており、内視鏡市場全体の40%を占めています。さらに、消化管内壁を微小なレベルで観察することができる高解像度な電子内視鏡が求められています。
当社は、これらのニーズに対応して新製品を商品化したものです。
電子スコープ | TGP-3680D |
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先端部外径 | 9.8mm |
視野角 | 120度 |
観察深度 | 3 ~ 120mm |
鉗子チャンネル | 2.8mm直径 |
有効長 | 1020mm |
用途 | 上部消化管ルーチン検査 |
薬事承認番号 | 7B826 |
電子スコープ | TCE-3680MH |
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先端部外径 | 12.8mm |
視野角 | 130度 |
観察深度 | 2 ~ 80mm |
鉗子チャンネル | 3.8mm直径 |
有効長 | 1270mm |
用途 | 大腸(下部消化管)検査 |
薬事承認番号 | 8B536 |
電子内視鏡本体 | TRE-3680 |
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カラー撮像方式 | 同時方式色差線順次方式 |
光量調整 | 電子シャッタを用いた自動光量調整方式 |
観察モニタ | 14インチカラーモニタ |
外形寸法 | 幅550×高さ1542×奥行683 |
基本質量 | 100KG |
消費電力 | 820VA |
薬事承認番号 | 7B825 |