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October 30, 1997

検体検査装置の販売に関する合弁会社設立について

 ダイナボット株式会社と東芝メディカル株式会社、株式会社東芝は、急速に変化しつつある臨床検査市場のニーズに対応するため、3社の共同出資により「アボット東芝ダイアグノスティックス株式会社」を設立し、本年12月から国内市場を対象に事業活動を開始します。
 ダイナボット社は、免疫業界で世界NO.1の米国ABBOTT社の関連会社で、免疫の装置・試薬では国内NO.1の販売会社であります。
 現在、国内の臨床検査市場は、生化学市場と免疫市場が独立しています。年間約700億円といわれている生化学市場は、装置メーカーと試薬メーカーが、それぞれ独立して販売しており、東芝及び東芝メディカルは装置のみ参入しています。また、ダイナボットが参入している免疫市場は、年間約900億円の市場といわれ、装置と試薬を同じメーカーが販売しています。
 このように独立した生化学と免疫の市場において、近年「生化学+免疫」の一体化装置のニーズが急速に高まっています。
 この市場変化に対応し顧客ニーズに応えるため、「アボット東芝ダイアグノスティックス株式会社」を設立し、生化学分野において東芝及び東芝メディカルが、免疫分野においてABBOTT及びダイナボットが、それぞれ培ってきた開発・設計・製造・サービス全般にわたる諸資源やノウハウを有効に活用し、地域に密着した販売サービス体制の確立を実現してまいります。なお、設立後1年間の売上は、約40億円を見込んでいます。

アボット東芝ダイアグノスティックス株式会社の概要

・社     長内藤 享佑(ないとう きょうすけ)
・所  在  地東京都文京区
・資  本  金290,000,000 円
・出 資 構 成ダイナボット 65.5%、東芝メディカル 29.3%、東芝 5.2%
・主な事業内容現在、東芝メディカルが販売している東芝製生化学装置の継続販売。
ABBOTT・東芝が共同開発するARCHITECT(次世代の免疫および生化学検査システム製品群)の生化学装置および生化学試薬の国内販売
・設 立 年 月 日97年12月1日