August 23, 2006
東芝メディカルシステムズ株式会社(社長:桂田 昌生 本社:栃木県大田原市)は、疾病の早期発見のためのスクリーニング、そして、診断から治療、治療後のフォローアップまで、医療施設におけるワークフロー全般に関するあらゆるニーズへのトータルソリューションを提供する国内市場における画像診断システムのトップメーカーです。
超音波診断装置は、検査時の患者さんへの負担が他の画像診断装置に比べて少なく、またリアルタイムに画像を観察できることから、腹部一般の検査や産科、循環器等の幅広い臨床領域で使われています。一方、インフォームドコンセントをはじめとする、患者さんの立場に立った質の高い検査環境の実現が必要とされてきています。
当社の最高級超音波診断装置Aplio™(アプリオ™)シリーズは発売以来およそ5,000台、Xario™(エクサリオ™)は3,000台を出荷しご好評をいただいておりますが、多様化する超音波診断装置へのニーズによりお応えしやすいソリューションの提供を目指し、Aplio™およびXario™に新しい機能を搭載しました。
Xario™
特長
(1) 「iStyle™」の展開…液晶モニタの採用で高い操作性を実現
当社では「iStyle™」というコンセプトに基づき、より快適な検査環境を実現する超音波診断装置の提供を目指しております。今回、Aplio™、Xario™の両機種に17インチ液晶モニタを搭載したモデルが選択出来るようになりました。液晶モニタ搭載モデルは、従来比約7%の軽量化を実現しております。モニタを支持するアームには多関節のフレキシブルアームを採用し、モニタ下部のハンドル操作により検査を行う人に最適なポジションセッティングが容易に出来るのはもちろん、患者さんへの説明の際にも簡単にモニタを患者さん側へ向けることが出来ます。また、明るい環境下でもモニタの視認性が良好なので、検査室を必要以上に暗くすることなく、患者さんとの良好なコミュニケーションを保てます。
さらに、「iStyle™」の一環として、装置の操作を手元のワイヤレスリモートコントローラで行えるIASSIST™や、煩雑なGAIN*1やSTC*2の調整をワンタッチで行い最適な断層像を得ることが出来るQuickScanといった機能も引き続き搭載しています。
(2) 産科用4D機能
Xario™に新たに産科用4D機能が搭載可能になりました。専用に開発された4Dプローブを用いることにより、胎児の顔や手足の立体画像がリアルタイムで表示されます。さらに、Pulse Subtraction™-THI*3やApliPure™*4による鮮明な断層像、東芝独自の高精細血流イメージングにより、胎児とお母さんのトータルヘルスケアの実現をサポートいたします。
当社は、血流のカラー表示が可能な高級機から小型装置までお客様のニーズに合わせた超音波診断装置をラインナップしており、累計生産台数17万台を達成しております。当社は、今後も「優れたシステム性能」、「患者さんにやさしい技術」、「お客様志向のパートナーシップ」を通じ、お客様のニーズに合わせたシステムを提供し、超音波診断装置における国内トップシェアを堅持すると共に、更なるシェア拡大を目指してまいります。
超音波診断装置 APLIO SSA-770A [認証番号]21200BZZ00733000
超音波診断装置 APLIO SSA-700A [認証番号]21400BZZ00051000
超音波診断装置 XARIO SSA-660A [認証番号]21600BZZ00530000