July 13, 2010
東芝メディカルシステムズ株式会社 2010.07.13
東芝メディカルシステムズ株式会社(社長:綱川 智 本社:栃木県大田原市)は、「高品質な検査」、「迅速化・シンプル化」、「環境対策」を実現した、中・大規模病院向け臨床化学自動分析装置「TBA™(ティービーエー)-2000FR」の販売を開始します。(臨床化学自動分析装置は、病院内の検体検査部門や検体検査専用施設において血液や尿などの検体に含まれるコレステロールや血糖などの生化学成分を測定する装置です。)
TBA-2000FRは、前面のラックサンプラに安全に被検体をセットする事ができ、誰でも簡単な操作で測定ができる自動分析装置です。検査室で頻繁に発生する割り込み、追加検査を簡単に処理し、高い信頼性と安定したデータを提供します。更に安全設計を実現したうえで、環境への配慮も追及しています。
開発の背景
各種検体検査は診断や治療に必須のものであり、良質でかつ、適切な医療を提供するために、その質の確保および迅速化は重要な課題です。今年、2年ぶりに行われた診療報酬改訂でも、検体検査の質の確保や迅速化について「検体検査管理加算」「外来迅速検体検査加算」など重点的な評価が行われました。
国内の臨床検査技師を取り巻く環境は、チーム医療推進による職域拡大、患者サービスの質の向上が求められています。東芝メディカルシステムズは、このような医療環境の中で、すでに発売中でご好評戴いているTBA-c16000を更にブラッシュアップし、生化学自動分析装置としての基本性能を追求、分析装置の自動化・簡便化を実現しました。それにより臨床検査技師の方々の負担を低減し、患者さんの待ち時間短縮を可能とし、質の高い効率的な医療の提供をサポートします。
一方、アジア地域では、特に成長の著しい中国市場で、高速処理装置が強く望まれています。今回本システムを市場投入することにより、商品ラインナップの強化を図り、中国市場におけるシェアー拡大を目指します。
新製品の特長
(1)高い信頼性、安定したデータ精度、安全設計
(2)シンプルでヒューマンエラーのない操作性を実現
(3)省スペースと環境への配慮
※アボット社製の免疫装置を指します。
概略仕様
最大依頼項目数 | 100項目 |
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処理速度 | 比色 1600テスト/時
電解質 600テスト/時 |
ラックサンプラ | 200検体同時架設可能 検体ID 標準装備 |
【東芝メディカルシステムズについて】
東芝メディカルシステムズ株式会社は、疾病の早期発見のためのスクリーニング、診断から治療、治療後のフォローアップまで、医療施設におけるワークフロー全般に関するあらゆるニーズへのトータルソリューションを提供する国内市場における画像診断システムのトップメーカーです。
当社の経営スローガンである「Made for Life™」(患者さんのために、あなたのために、そしてともに歩むために)を通じ、かけがえのない命とお客様の成長・成功に役立つよう、一層の活動を進めてまいります。
【地球環境への取り組み】
東芝グループの一員である当社は、「地球内企業」としてより良い地球環境の実現のため、開発、調達、製造、販売、サービス、廃棄段階まで一貫して環境への影響に配慮した医療機器・システムの提供を通じて地球温暖化防止をはじめとし、資源有効活用、化学物質管理を通した地球との共生や豊かな価値の創造のために取り組みます。
※TBA、Made for Life、は東芝メディカルシステムズ(株)の商標です。
本資料に関するお問い合わせ先
東芝メディカルシステムズ株式会社 広報室 | 0287(26)5100 |
商品に関するお問い合わせ先
東芝メディカルシステムズ株式会社 検体検査システム事業部 | 0287(26)5021 |