急速に変化する社会状況や医療ニーズに
柔軟に対応しながら、「Made for Life」のもと、
医療の未来に貢献します。

医療の効率化と質の向上に貢献する製品の提供を通じて、世界中の医療現場を支える

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大による影響が世界各地に広がっています。その結果、人々の価値観・ニーズ・生活様式が変わり、従来の常識が常識ではなくなった、「ニューノーマル」へのシフトが始まっています。医療現場はより厳しさを増し、医療業務のさらなる効率化が求められるでしょう。当社は、ヘルスケアIT、AI/IoTを活用した新たなソリューションの提供を通じて、医療の効率化と質の向上に貢献し、臨床の最前線で従事される皆様を支えてまいります。そして引き続き新型コロナウイルス迅速遺伝子検出システムや、診断に用いられるX線診断装置、X線CT診断装置、超音波診断装置などの提供を通じて、患者さんに負担の少ない、より高精細な画像診断の実現に尽力いたします。
当社は今後も、刻々と変化する社会課題やニーズをいち早く見極め、フレキシブルかつ機敏に対応することで、新たな価値の創出へとつなげ、医療の未来に貢献してまいります。

ステークホルダーの皆様の声に耳を傾け、社会課題解決に挑む

医療における課題に加え気候変動などさまざまな社会課題の解決に向けて、持続可能な社会の構築に貢献していくことは、世界150以上の国や地域にサービス拠点を置き、1万人以上の従業員を抱える当社の責務であると考えます。
ステークホルダーの皆様からのご意見・ご要望や社会からの要請を企業活動に積極的に取り入れ、社会の持続的発展と企業価値の向上につなげていくために、当社が優先して取り組むべき5つのマテリアリティ(重要課題)を特定しました。
医療機関、政府・行政関係者、NGO・NPO、お取引先、社員など、100名を超えるステークホルダーの皆様との対話を経て導き出した5つのマテリアリティを中心に、海外拠点含めグループ全体で当社グループならではのサステナビリティを推進してまいります。

海外拠点と一体となった環境推進体制の確立を目指す

当社は、環境への取り組みを経営の最重要課題の一つとして位置づけ、全製品の開発プロセスにおいて環境配慮設計を行い、環境負荷の低減に寄与する環境配慮型製品・サービスの提供に努めています。当社製品の環境性能は海外でも高い評価を得ており、引き続きお客様にも評価いただける環境性能を追求していきます。
同時に、国内グループ会社・海外現地法人と一体となった環境推進体制の確立に向けて、「環境グローバルミーティング」の開催など、従業員に対する環境教育を実施しています。「キヤノングループ環境経営方針」および当社が環境に取り組む意義の理解促進に努め、グループ全体で環境に配慮した事業活動を推進してまいります。

グローバルなコンプライアンス・情報セキュリティの強化

当社は、「キヤノンメディカルシステムズグループ行動基準」や「個人情報保護方針」に基づき、コンプライアンスやセキュリティの徹底に努めています。2020年は、海外12拠点にコンプライアンスおよび情報セキュリティに関するアンケート調査を実施し、すべての拠点において本部の方針が遵守されていることを確認しました。今後も、コンプライアンス順守体制や内部監査体制を維持し、グループ全体でさらなる内部統制システムを強化してまいります。

キヤノンメディカルシステムズは今後も、「Made for Life」のもと、世界中の人々の健やかな生活の実現を目指してまいります。引き続き変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。