アプリケーション特長

Time-SLIP (Time-Spatial Labeling Inversion Pulse)法は、 ASL (arterial spin labeling)法の技術を利用しています。
IRパルスを用いて、血管を選択的に描出でき、血液や脳脊髄液などの局所的な動きを可視化します。

Time-SLIPの原理

Time-SLIPは、IRパルスを用いて、血管を選択的に描出する方法です。選択IRパルス(Tagパルス)を印加した領域に流入する血液を高信号に描出し、流出した血液を低信号に描出します。
BBTI*の延長により、選択IRパルスにて発生した高信号・低信号領域が血流によって流れの方向にシフトします。 FASE法、True-SSFP法で使用できます。
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*BBTI : Black Blood TI

任意の血管を選択的に描出

選択IRパルスの励起位置を撮像断面と独立に設定でき、任意の血管を選択的に描出します。

動態を可視化

BBTIを変化させながら異なる複数のタイミングでデータを収集することで、血液や脳脊髄液などの局所的な動きを観察できます。
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