April 9, 2024
キヤノンメディカルシステムズ株式会社(本社:栃木県大田原市、代表取締役社長:瀧口 登志夫)は、マグネットをはじめとしたMRIの主要コンポーネントを全て一新した「Vantage Galan 3T / Supreme Edition(ヴァンテージ ギャラン スリーティー / スプリーム エディション)」の国内販売を本日より開始します。
本製品は、超解像画像再構成技術(以下、超解像DLR※1)「Precise IQ Engine (PIQE)」やノイズ除去技術「Advanced intelligent Clear-IQ Engine(AiCE)」など、さまざまなAIソリューション※2を搭載し、高精細化と撮像時間短縮を両立します。また、自社開発で高い磁場均一性を実現した3テスラマグネットや、最適設計した傾斜磁場コイルで、より安定した高画質と広い撮像視野(FOV)を提供します。さらに、高速データ通信を可能にする新プラットフォームやAIによる操作支援技術により、医師の働き方改革への対応など厳しさを増す医療現場で、操作者に依存しない再現性や効率性の向上を支援します。
本製品は、2024年4月12日~14日にパシフィコ横浜で開催される国際医用画像総合展2024(ITEM2024)で展示します。
【本製品の特長】
超解像DLR「PIQE」による高精細化と撮像時間短縮を両立
PIQEは画像解像度を3倍に高めることが可能で、これまで難しかった高精細画像が得られる技術です。従来と同じ分解能の画像であれば、大幅に撮像時間を短縮できます。本製品からPIQEの適用範囲が拡大し、これまで以上にさまざまなシーンにおける臨床検査に貢献します。
新開発ハードウェアによる画質向上
超解像DLRの効果をより高めるためには、安定した高画質を撮像できるハードウェアが重要となります。より広範囲で歪みの少ない画像を撮像するため、高い磁場均一性を持つ3テスラマグネットを新たに自社開発しました。さらに新マグネットに合わせて傾斜磁場コイルやプラットフォームも一新し、システム全体の最適化を行うことで、より安定した高画質を提供します。
効率を高めるトータルソリューション
AIによる撮影断面アシスト機能や患者の検査前セッティング支援機能といった操作支援により、検査時間を短縮します。さらにデータ処理の高速化、独自の静音化技術などによる検査環境の改善も実現し、医療現場の効率を高めるトータルソリューションを提供します。
一般的名称 | 販売名 | 認証番号 |
超電導磁石式全身用MR装置 | MR装置 Vantage Galan 3T MRT-3020 | 228ADBZX00066000 |