March 24, 1999
(株)東芝は、業界最高クラスの512チャンネルのデジタル受信回路を搭載したことに加え、プローブ内の回路の性能を向上させ超音波の電気信号への変換効率を高めたことにより、高画質のBモード(超音波断層像)と高感度のカラードプライメージング(血流画像検出)を実現した最高級のフルデジタル超音波診断装置「PowerVision 8000」を商品化し、本日より販売を開始します。なお、国内販売は東芝メディカル(株)が担当します。
新製品は、不要な反射エコーをカットするデジタル受信フィルタのソフト制御を一部自動化して最適化しているので、カラードプラモードで腎臓や肝臓内部などの低速の血流を観察する際でも高精細な画像が得られます。
さらに、プローブから送信した周波数の超音波の代わりに、送信した周波数の2倍の周波数の超音波(高調波)を受信して画像を構成する「ハーモニックイメージング」技術を採用しています。本技術の採用により、血液中に微少気泡(マイクロバブル)を注入することでより多くの高調波を含んだ反射エコーが返ってくる現象を利用した「超音波造影法」を効果的に行うことができ、高精細な画像を得ることができます。
また、マイクロバブルを用いない場合でも、生体組織から弱い高調波が返ってきますが、本技術の採用により従来利用していなかった高調波を活用でき、より精細な画像を得ることができます。
新製品は、本格的な循環器検査に対応した各種計測アプリケーションソフトを搭載しており、ルーチン検査から研究用途まで幅広く使用できるほか、胎児発育計測等の循環器以外の分野に対応した多くのアプリケーションソフトも備えており、全身の検査にも対応しています。

超音波診断装置は、体表に当てたプローブから超音波を体内に送り、体の中で反射した超音波を受信することにより、 体の断層画像を動画で観察することができる装置です。 被検者に苦痛を与えずに様々な臓器をリアルタイムで診断できるため、腹部や産婦人科をはじめ、循環器や血管の検査まで広く用いられています。
さらに、超音波が臓器など動くものから反射する時に生じるドプラ効果を応用したドプラ機能では、血流の向きや速さをカラー表示することができ、循環器をはじめ様々な部位の血流観察に用いられています。
また、マイクロバブルが超音波を強く反射する性質を利用し、マイクロバブルを血液に注入して血管を強調して画像化する「超音波造影法」の研究が進められており、その臨床応用への期待が高まりつつあります。
新製品は、超音波診断の基本的な性能であるBモード画質とカラードプラの感度を高めたほか、「ハーモニックイメージング」をはじめとする多彩な先進の機能をそなえ、研究目的から大病院でのルーチン検査等で、血管系・循環器検査をはじめ、腹部・産婦人科・泌尿器科検査等、幅広いニーズに対応できる製品です。
以上
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