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May 24, 2000

平成11年度決算および役員人事等内定の件

 東芝メディカル株式会社(社長:鈴木義信、本社:東京都文京区本郷3-26-5)は、平成12年5月24日(水)に開催された取締役会において、平成11年度(平成11年4月1日~平成12年3月31日)の決算および役員人事を次の通り内定しました。
 これらの事項は、平成12年6月27日(火)開催予定の定時株主総会および取締役会に報告または付議されます。

1.平成11年度決算概要

 平成11年度のわが国経済は、公共投資の拡大など政府の経済下支え効果および情報関連ビジネスの拡大などにより緩やかな改善傾向にありましたが、個人消費をはじめとした民間需要の回復力はなお弱く、持続的な回復には至っていない状況でありました。

当業界におきましても、医療費の適正化や医療制度改革が継続して実施される中、医療機関の経営の厳しさを反映して医療機器市場の伸びは鈍化傾向にあり、さらにグローバル化、ボーダレス化の進展により、国内市場そのものが世界的な競争下にあるなど、従来にない厳しい変化と状況が続いております。

 このような事業環境を反映し、販売部門である当社においては、平成11年度の業績が、前年に比べて減収減益となりましたが、当期利益におきましては、前年比増益となりました。また、サービス部門である東芝メディカルサービス会社8社においては過去最高の売上を達成致しました。

さて当社は、2000年度から2002年度までの第9次中期経営計画を策定し、本年4月から事業構造改革を本格的にスタート致しました。

その一環として、本年7月1日付をもって、市場環境の変化や顧客ニーズの多様化に迅速に対応するため、当社は、東芝メディカルサービス会社8社と事業を統合し、医用機器の販売・サービスを一本化した事業運営会社として活動を行なっていくことと致しました。

合併後の新体制において、販売・サービスの一体化戦略を推進することで、事業統合によるスケールメリットの創出や、新たなサービス事業を積極的に展開し、市場での競争力の向上を図っていきます。

受注高  117,509百万円  (前年度  129,873百万円)
売上高  123,014百万円  (前年度  124,700百万円)
経常利益  84百万円  (前年度      498百万円)
当期利益  202百万円  (前年度      149百万円)

2. 役員人事

次の諸氏が定時株主総会、取締役会において再任、または役員に就任の予定です。
なお、その他の取締役は任期中であります。

(新 役 員 人 事)(氏   名)(現       職)
・取締役(非常勤)桂田 昌生 (新任)(株)東芝 医用システム社
社長
・監査役渡邉 秀夫 (再任)
・監査役(非常勤)沖 佳弘 (再任)
・監査役(非常勤)久保 誠 (新任)(株)東芝 医用システム社
経理部長

3. 退任役員

・取締役(非常勤)古田 仁紀夫
・監査役(非常勤)成島 繁

以上