April 19, 2011
東芝メディカルシステムズ株式会社(本社:栃木県大田原市 社長:綱川 智)は、フラグシップCT Aquilion ONE™の技術を継承し、「低線量でルーチン検査をストレス無くこなす」をコンセプトにした64列 / 128マルチスライスCT Aquilion™ / CXL Editionを商品化し、4月より全国で発売を開始いたしました。
Aquilion™ / CXL Edition は、従来の64列 / 128マルチスライスCT機能をさらにバージョンアップさせ、逐次近似再構成法を応用したAIDR(注1)による被ばく低減、高速画像再構成や様々なコンソールバリエーションによるワークフローの改善を実現します。さらに、多彩な最新臨床アプリケーションソフトウエアにより、新たな検査の可能性が広がります。
開発の背景
東芝の64列マルチスライスCTは撮影機能や臨床的有用性などで高い評価を頂いております。昨今、臨床ニーズが多様化する中、さまざまなシーンが想定されるCT検査環境において、ワークフローの改善は必須です。またCT検査に対して、“高画質ながらより低被ばくで”という基本的なニーズがさらに高まりつつあります。そこで当社は、快適な検査環境を実現しながら、より低被ばくな検査を提供できる64列マルチスライスCTを開発いたしました。
製品の特長
1.被ばく低減技術のさらなる進化 AIDR(エイアイディーアール)
東芝が開発した逐次近似再構成法を応用したAIDRをさらに進化させ、スキャンと連動して低被ばくと高画質の両立を実現しました。さらに、VolumeEC(注2)を併用することで被ばく低減効果が高まります。AIDRは3次元的に高い分解能を維持しつつ、効果的に被ばく低減を可能とするため、SD値は通常検査用モードで最大50%、低線量検査モードで最大70%向上(注3)、患者さんに対する被ばくは最大75%低減します。
2.高速-高画質 画像再構成 TCOT+(ティーコットプラス)
東芝独自の技術である、コーン角の影響を考慮した3D Back Projection再構成アルゴリズムTCOT(注4)がさらに進化しました。画像のノイズ均一性の向上やコーンビームアーチファクトの低減により、通常ピッチからハイピッチ撮影までの各種撮影プロトコルにおいて画質の向上が実現します。
また、画像再構成速度のさらなる高速化を行ない、最大30画像/秒を実現しています。
3.自由なコンソールシステム構成
標準コンソールシステム構成は1モニタ、1キーボードのシンプルな構成。スペースはコンパクトに、撮影から画像処理までご使用いただけます。また、施設様のニーズにフレキシブルに対応できるコンソールシステム構成が選択可能です。2人以上で使用したり、撮影中に並行して画像観察を行う施設様へはSURE Station、CT室以外の部屋で画像観察や画像処理を行う施設へはSURE Xtension™など、施設様の環境ニーズに合わせたコンソールシステム構成が可能です。
販売名 | 東芝スキャナ Aquilion TSX-101A |
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一般的名称 | 全身用X線CT診断装置 |
認証番号 | 21000BZZ00377000 |
【東芝メディカルシステムズについて】
東芝メディカルシステムズ株式会社は、疾病の早期発見のためのスクリーニング、診断から治療、治療後のフォローアップまで、医療施設におけるワークフロー全般に関するあらゆるニーズへのトータルソリューションを提供する国内市場における画像診断システムのトップメーカーです。
当社の経営スローガンである「Made for Life™」(患者さんのために、あなたのために、そしてともに歩むために)を通じ、かけがえのない命とお客様の成長・成功に役立つよう、一層の活動を進めてまいります。
東芝メディカルシステムズ(株)ホームページ:http://www.toshiba-medical.co.jp/
【地球環境への取り組み】
東芝グループの一員である 当社は、「地球内企業」としてより良い地球環境の実現のため、開発、調達、製造、販売、サービス、廃棄段階まで一貫して環境への影響に配慮した医療機器・システムの提供を通じて地球温暖化防止をはじめとし、資源有効活用、化学物質管理を通した地球との共生や豊かな価値の創造のために取り組みます。
東芝メディカルシステムズ(株)環境活動:http://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/company/csr/
(株)東芝環境活動:http://www.toshiba.co.jp/env/jp/index_j.htm
※Aquilion ONE、Aquilion、SURE Xtension 、Made for Lifeは東芝メディカルシステムズの商標です。