April 13, 2012
東芝メディカルシステムズ株式会社(本社:栃木県大田原市 社長:綱川 智)は、新機能を搭載し、デザインを一新させた1.5テスラMRI装置「Vantage Titan™」(ヴァンテージ タイタン)の販売を開始します。
新システムでは東芝MRIのプラットフォームである「M-Power」の機能強化を行い、検査効率の向上をはかりました。特に今回採用する心臓領域の新しいアプリケーション「CardioLine」は、心臓MRI検査での検査ワークフローを改善するとともに、被験者の負担を軽減します。
開発の背景
MRI装置は、X線の被ばくが無く、任意の断面を撮像することが可能です。また、造影剤を用いず血管や膵管、胆管などの任意の管腔も描出できる非造影MRI検査など、非侵襲的な検査も可能とするので、小さなお子さんやお年寄りまで患者さんにやさしい検査を提供できます。新製品の特長
(1) 「CardioLine」で心臓MRI検査をより身近に
「CardioLine」は心臓MRI検査の最初に行われる基準断面の煩雑な位置決め作業が解消し、検査時間の短縮が可能となり、心臓領域での検査ワークフローを改善するとともに、被験者の負担を軽減します。
(2) 71センチの開口径と静音化技術「Pianissimo™」を継承
Vantage Titanシリーズとして3テスラに続く1.5テスラのラインナップとなる本システムは、架台開口径を71cmのオープンボアの設計となっています。これにより従来の65㎝の開口径と比べ、検査空間が134%広くなり、検査が困難であった体の大きな方や腰の曲がった方、仰向け姿勢の困難な方など様々な患者さんの検査が可能となります。また、新架台にも静音化技術Pianissimoを採用し、検査時の騒音を聴感で最大90%静音化させています。
(3) 新デザインを採用
装置外観デザインを一新し、光を用いた癒し、やすらぎの演出により人(患者)と人(医師/技師)の コミュニケーション、人(患者、医師/技師)と装置、 環境の関係をよりスムーズにしスループットの向上と快適に検査を受けていただけるよう検査室環境の演出を行いました。
(4) 「エコモード」搭載
従来システムでは待機状態においても、安定稼働のため一部の電源がONになったままでした。本システムでは安定稼働を維持しながら電源OFFの範囲を拡大する「エコモード」を搭載しました。エコモードにより、年間15,500kWhの消費電力が削減されます。これは一般家庭4.2軒分の年間消費電力に匹敵します。
販売名及び医療機器製造販売認証番号 |
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「Vantage Titan」:東芝MRI Vantage Titan MRT-2004 (221ADBZX00094000) |
【東芝メディカルシステムズについて】
東芝メディカルシステムズ株式会社は、疾病の早期発見のためのスクリーニング、診断から治療、治療後のフォローアップまで、医療施設におけるワークフロー全般に関するあらゆるニーズへのトータルソリューションを提供する国内市場における画像診断システムのトップメーカーです。
当社の経営スローガンである「Made for Life™」(患者さんのために、あなたのために、そしてともに歩むために)を通じ、かけがえのない命とお客様の成長・成功に役立つよう、一層の活動を進めてまいります。
東芝メディカルシステムズ(株)ホームページ:http://www.toshiba-medical.co.jp/
【地球環境への取り組み】
東芝グループの一員である当社は、「地球内企業」としてより良い地球環境の実現のため、開発、調達、製造、販売、サービス、廃棄段階まで一貫して環境への影響に配慮した医療機器・システムの提供を通じて地球温暖化防止をはじめとし、資源有効活用、化学物質管理を通した地球との共生や豊かな価値の創造のために取り組みます。
東芝メディカルシステムズ(株)環境活動:http://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/company/env/
(株)東芝環境活動:http://www.toshiba.co.jp/env/jp/index_j.htm
※Vantage Titan、Pianissimo、Made for Life は東芝メディカルシステムズ株式会社の商標です。