August 16, 2012
東芝メディカルシステムズ株式会社(本社:栃木県大田原市 社長:綱川 智)は、2007年11月に世界初の320列エリアディテクターCT(ADCT)Aquilion ONE™を発売して以来、世界各地の医療施設に販売し、2012年7月17日をもって生産累計500台を達成いたしました。
Aquilion ONE™は体軸方向に160mmの幅を1回転で撮影し、高速・低線量撮影を実現します。さらに東芝独自の低線量撮影技術AIDR 3Dの適用により、320列ADCTのみが可能にする低線量ダイナミックボリュームイメージングの臨床的有用性に高い評価を頂いております。
500台目のAquilion ONE™を導入する施設はオーストラリアのPRP Diagnostic Imagingで、COOであるMr. Jonathan Pageは「先進的な被ばく低減技術であるAIDR 3Dや高速スキャンスピードを兼ね備えたAquilion ONE™は、画質や診断精度を犠牲にすることなく、低被ばく検査を可能にし、検査時間も短くすることができます。このような最先端技術がもたらすメリットを、我々の患者様に提供できることを大変嬉しく思います」と語っています。
Aquilion ONE™の開発に多大なるご協力を頂いた藤田保健衛生大学病院 放射線科 教授 片田和広先生より、「Aquilion ONE™は国内より北米大陸のほうが多く設置されていることで判るように、世界的に高く評価されています。1回転で臓器全体を撮影することで生体の動態のボリュームデータ収集を可能にした面検出器CTは、まさに次世代のCTと言って良いでしょう。この500台を1ステップとして、さらなる進化を期待しています」とコメントをいただきました。
また、500台生産記念をむかえ、常務 CT事業部部長 信太泰雄は「次世代エリアディテクター CTとして誕生したAquilion ONE™は, お客様の経験と知恵により新たな臨床価値を導き出して頂き、見事500台の生産を達成することができました。7月には、さらに高速・低線量撮影を実現したAquilion ONE™ / Vision Editionの販売を開始し、Aquilion ONE™シリーズとして1000台を目指していきたいと思います。」と語っています。
Aquilion ONE™は、開口径78cmのワイドボアで1回転0.275秒の高速・低線量撮影を可能とするVision Edition とGlobal Standard Editionの2つのラインアップとなりました。地域中核医療から大学、研究施設までの幅広いシーンにおいて高速、高画質、低被ばくを実現する次世代CTのスタンダードとしてより一層活用され普及することを目指します。
販売名 | 薬事認証番号等 | |
Aquilion ONE | 東芝スキャナ Aquilion ONE TSX-301A | 219ACBZX00029000 |
Aquilion ONE / Vision Edition | 東芝スキャナ Aquilion ONE TSX-301C | 224ACBZX00004000 |
【東芝メディカルシステムズについて】
東芝メディカルシステムズ株式会社は、疾病の早期発見のためのスクリーニング、診断から治療、治療後のフォローアップまで、医療施設におけるワークフロー全般に関するあらゆるニーズへのトータルソリューションを提供する国内市場における画像診断システムのトップメーカーです。
当社の経営スローガンである「Made for Life™」(患者さんのために、あなたのために、そしてともに歩むために)を通じ、かけがえのない命とお客様の成長・成功に役立つよう、一層の活動を進めてまいります。
東芝メディカルシステムズ(株)ホームページ:http://www.toshiba-medical.co.jp/
【地球環境への取り組み】
東芝グループの一員である 当社は、「地球内企業」としてより良い地球環境の実現のため、開発、調達、製造、販売、サービス、廃棄段階まで一貫して環境への影響に配慮した医療機器・システムの提供を通じて地球温暖化防止をはじめとし、資源有効活用、化学物質管理を通した地球との共生や豊かな価値の創造のために取り組みます。
東芝メディカルシステムズ(株)環境活動:http://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/company/env/
(株)東芝環境活動:http://www.toshiba.co.jp/env/jp/index_j.htm
※Aquiion ONE、Vision Edition、Made for Lifeは東芝メディカルシステムズの商標です。