News | Press Releases


May 31, 2021

回診用X線撮影装置「Mobirex i9」販売開始について

キヤノンメディカルシステムズ株式会社(本社:栃木県大田原市 代表取締役社長:瀧口 登志夫)は、回診用X線撮影装置「Mobirex i9」(モビレックス アイナイン)の販売を大学病院や急性期、救命救急、感染症センタ―などの医療施設向けに6月7日から開始します。
Mobirex i9は、既に大病院からクリニックまでご愛用いただいているキヤノン製デジタルラジオグラフィCXDIシリーズを搭載した、コンパクトで快適な操作性を追求した回診用X線撮影装置です。患者さんの検査負担を軽減するとともに、優れた操作性によるスループットの向上、院内システムとのシームレスな情報連携、キヤノンによる高品質な保守サービスを提供します。

国内では新型コロナウイルス感染症の第4波による感染急拡大により、医療体制のひっ迫が続いています。新型コロナウイルス感染症患者の肺炎の診断には胸部X線撮影装置やCT、超音波に加えて、回診用X線撮影装置が活用されています。回診用X線撮影装置はその機動性の高さから、患者さんのベッドサイドに持ち込み、速やかに撮影し、診断につなげることが可能です。
Mobirex i9の撮影部は防水性を確保し洗浄可能。本体もフルフラットなモニタ部設計やシンプルな本体デザインにより、清掃性を向上しています。狭い病室でもベッドサイドから患者アクセスが容易で、移動時には支柱を下げ、広い視界が確保され、パワーアシストによる軽快な走行性を実現しています。
当社は新型コロナ感染症診断に活用される胸部X線撮影装置、CT、超音波、回診用X線撮影装置をはじめ、迅速遺伝子検査、高感度な抗原定性検査の幅広いソリューションを提供しています。新型コロナウイルス感染症の早期の収束を願うとともに、医療の最前線で戦うすべての医療従事者を支援してまいります。

[新製品の主な特長]

(1)コンパクトで軽快な走行性
本装置は、全幅560mm、全長1,285mmのコンパクト設計。狭い空間での使用が想定される病棟はもちろん、器材が多い手術室や救急処置室においても快適にご使用いただけます。本体の支柱は伸縮可能で、走行時には支柱の高さを1,270mmにすることで前方視界を確保でき、撮影位置への確実なアプローチを実現します。パワーアシストテクノロジーの採用で、静粛性と滑らかな走行性を実現しています。
20210531_Press_image002.jpg

(2)低線量・高画質、患者フレンドリーなキヤノンCXDIシリーズを搭載
キヤノン製CXDI撮影部は、低線量、高画質を実現します。さらに冷たさを感じにくいカーボン素材を採用し、丸みのあるデザインで、撮影時の患者さんの負担を軽減します。半切タイプで本体重量約2.3kg(バッテリー含む) の軽量さに加え、裏面の四辺に深いホールド部を設け、把持性(持ちやすさ)や扱いやすさを重視した筐体を特長としています。さらに、使用前後の清掃時や手術現場などで液体がかかる状況への対応として、IP57等級の保護規格に準拠した防水性を確保しています。

20210531_Press_image003.jpg

(3)19インチ大画面タッチパネルモニタで、高い視認性と操作性の実現
本製品組み込みの19インチのフルフラット大画面は、シンプルで直感的なGUIにより、適切な画像処理を施したX線画像を提供します。操作性向上はもとより、画像も確認しやすくなりました。X線撮影条件による面積線量計算機能も標準搭載され、線量管理システムとの連携も可能です。
20210531_Press_image004.jpg

(4)豊富なオプション
実測用面積線量計の追加装着、ワイアレスハンドスイッチ、折りたたみ式X線防護板、走行ハンドルの高さ調整など豊富なオプションにより、使いやすさをさらに向上させます。


一般的名称販売名認証番号
移動型デジタル式汎用X線診断装置回診用X線撮影装置 Mobirex i9303ABBZX00018000

Mobirex はキヤノンメディカルシステムズ(株)の商標です。