mUTE

mUTE

高速な傾斜磁場の切り替えを低減することで静音化を実現し、UTE 同様非常に短いTE での撮像が可能なシーケンスです。
mUTEを用いることにより、静かに非造影で多時相MRA画像を得ることができます。

アプリケーション特長

原理

mUTEは収集の間に読み取り傾斜磁場を常に印加しRF 励起直前にわずかな傾斜磁場切り替えを行うことで静音化を実現しています。収集方法としては、UTE 同様放射状にデータ収集を行います。
読み取り傾斜磁場がRF 励起時に既に印加されているためk 空間中心の数点が欠けた状態となり、その点は直行型収集で充填されます。UTE同様非常に短いTEで撮像を行うことができ、金属や動きの影響を受けにくい特徴はそのまま、静かに検査を行えます。

磁化率に強い静かな血管動態検査

mUTE 4D-MRA

血管内治療後のフォローアップに活用
UTEによる短いTEでの撮像、ASL法による多時相撮像、そして静音化を兼ね備えている、「血行動態観察」「金属に強い」「静かな検査」の3拍子が揃った撮像法です。
0.2ms未満の短いTEでの撮像することでTOF-MRAと比較して金属アーチファクトを低減することが可能です。そのため、TOF-MRAでは難しいステント内部やコイル塞栓された動脈瘤頚部の残存血流の描出に大きく期待できます。