コンピューター断層撮影装置 (CT) の進化は、画像診断学の進歩へと繋がり、その役割は更に大きなものへと成長しています。当社は、エリアディテクターCT、高精細CT、ディープラーニング再構成技術など、CT の能力を飛躍させる多くの革新的技術を開発、製品化してきました。
また、半導体検出器モジュールの設計と製造のグローバルリーダーである
レドレン・テクノロジーズ社(Redlen Technologies Inc., 本社:カナダブリティッシュコロンビア州、以下「レドレン社」)と提携し、テルル化亜鉛カドミウム(CZT)を用いた新たなフォトンカウンティング CT (PCCT) の開発を進めています。
CTの製品化を通して得てきた様々な技術(受光面積に合わせたX線管球設計、架台や寝台の振動抑制機構、大容量データ管理と伝送システム、ディープラーニング再構成技術等)と、X線阻止能や安定性の観点で優れた素質を持つCZT検出器とのシナジー効果により、Canonならではの次世代PCCTを目指します。