インフルエンザの種類

Q: インフルエンザっていろいろな種類があるそうですが?

インフルエンザのウイルスは大別するとA型、B型、C型の3種類があります。ウイルスの型によって、発症の状況や経過は少なからず異なってきます。

[A型]:

発熱や悪寒、のどの痛みなど、症状が強く出やすい型です。また、ウイルスが次々に変化することも特徴。ウイルスは通常、一度感染すると、発症の原因となる抗原(ウイルス)に対して抗体ができ、次に同じ抗原が体に入ってきたときは抗体が働いて感染を防ぎます。しかし、A型の一部はどんどん形を変えていくため、一度は獲得した抗体が機能しにくくなり、再び感染してしまうことがあります。

[B型]:

近頃、毎年のように流行しているウイルスです。ただし、A型ほど変異しません。

[C型]:

A型やB型に比べて症状および感染力が弱く、軽い症状で済むことが特徴です。また、C型に対する抗体をいったん獲得すると、それ以後、長期間感染しにくいともいわれています。
上記以外のインフルエンザウイルスとして、近年話題になっているのが鳥インフルエンザでしょう。鳥インフルエンザは、鳥類に対して感染性を示すA型インフルエンザウイルスを意味します。鳥インフルエンザの人への感染は、ウイルスに感染した家禽やその排せつ物などに濃厚な接触をした場合がほとんどです。日本で鳥インフルエンザを発症した人は、現在のところ確認されていません。