最良の方法は、予防のためのワクチンの接種を受けることです。特に子供や高齢者、慢性疾患のある人は、早めにワクチン接種を受けて下さい。接種を受けてから抗体ができて効果が表れるまでは2~3週間かかるので、流行が予想される前の11月中には受けておきましょう。
また、ワクチンはそのシーズンに流行が予想されるウイルスに合わせて製造されるので、接種は毎年受けることをおすすめします。ただし、ワクチンを接種すれば、必ずインフルエンザにかからないわけではありません。発症しにくくなるレベルの効果と思っておいてください。ある統計では、成人の一回接種で約50%有効ともいわれています。
ワクチン接種の回数は、年齢によって決まります。12歳以下は免疫がつきにくいので2回、13歳以上は1回が一般的です。有効期間はほぼ半年と言われています。
インフルエンザの主な感染経路は、飛沫感染です。空気感染、接触感染も考えられます。インフルエザに罹患した場合には、マスクを着用し、飛沫感染の拡大防止に努めるとともに、十分な栄養と睡眠を取りましょう。