PHPの脆弱性問題への対応について

弊社装置に対するPHPの脆弱性問題への影響につきまして下記のとおりご説明します。

-記-

1. PHPの脆弱性問題とは
The PHP Group が提供する PHP にセキュリティ上の脆弱性があることが公開されました。PHPは、The PHP Group によって開発されているオープンソースの汎用プログラミング言語およびその処理系であり、Webサーバの機能に利用されています。PHPには、OS コマンドインジェクションの脆弱性(CVE-2024-4577)があり、この脆弱性が悪用された場合、攻撃者により任意のコードを実行される恐れがあります。
対象となるPHPは、
  • PHP 5.0.0 以上 8.1.29 未満
  • PHP 8.2.0 以上 8.2.20 未満
  • PHP 8.3.0 以上 8.3.8 未満
です。
IPA(情報処理推進機構)によると、PHPの脆弱性 (CVE-2024-4577) を悪用した攻撃による被害を確認しているとのことです。(https://www.ipa.go.jp/security/security-alert/2024/alert_20240705.html)

2. PHPの脆弱性問題のリスク評価結果
共通脆弱性評価システムCVSS(Common Vulnerability Scoring System)の評価結果は、9.8の危険レベルとなっており、機密性・完全性・可用性への影響度も「高」の評価となっています。


3. PHPの脆弱性問題の弊社装置への影響
PHPを医療機器に搭載しているものは現時点ではありません。