消化器内視鏡検査や血管造影検査など、
Cアームが各科の検査をサポートします。
そしてoctaveの先へ。

しなやかな動きで多方向からの観察を提供するCアームと、17x17インチの大視野FPDを融合しました。消化器内視鏡検査や血管造影検査など、幅広いX線検査をサポートするCアームX線TVシステムは、進化した高画質・低線量検査コンセプト“ octave SP ”を搭載し、octaveの先へ進みます。

高画質・低線量検査コンセプト「octave SP」

独自のリアルタイム画像処理技術と低線量検査のためのアイテムにより、従来より照射線量を約65 %低減。パルス透視のフレームレートに関わらず、高画質と低線量の両立を高い次元で実現する“ octave ”は、octave SP として進化し、さらなる低線量検査の取り入れやすさを提供します。

多重解像度 SNRF

残像やコントラストの低下なくSN比を向上するSNRF(ノイズ低減フィルタ)が進化。画像を複数の周波数帯域データに分解し、それぞれに適切なSNRF処理を行うことで、広い周波数帯のノイズを除去。分解した周波数帯域データを再構築し、さらに低線量かつ高画質な透視像、撮影像を提供します。

DCF

DCF(デジタル補償フィルタ)により、X線の吸収差によって黒つぶれ、白とびが生じる部位の画像を、自動的に診断しやすい画像に補正します。

多様な検査に対応する高性能

Cアームによるフレキシブルな角度からの観察

ラテラル方向のLAO/RAO、頭足方向のCRA/CAUのCアームの角度付けが行えます。被検者に動いていただくことなく、観察したい様々なビューアングルへ角度付けができ、診断に必要となる情報が容易に、スピーディーに得られます。

AP/PAモードの切り替え

APモードとPAモードの切り替えができます。たとえば、内視鏡併用検査はAPモードで術者の作業空間を確保し、消化管検査や血管造影検査はPAモードでFPDの密着性を高め、高画質の検査を実現します。PAモードでは、FPD側面のスイッチにより、被検者との距離を確認しながらFPDを動かすことができますので、安全に術者のワークスペースと高画質を提供します。

全身をとらえるワイドな観察範囲

約163cmのストロークにより、Cアームの動きだけで被検者の頭から足先まで全身をカバーする観察視野を実現しました。被検者に動いていただくことなく、安全に検査を行うことができます。Cアームの動きは、ラテラル方向でも正面と同様の長いストロークを持ちますので、よりスムーズな検査を行えます。

被検者へのアクセス性

天板の左右両側にワーキングスペースを確保して、内視鏡検査、超音波検査、カテーテル検査などでの使いやすさを向上させました。天板後方は、ゆとりあるクリアランスを実現しています。

被検者にやさしい機能

被検者やスタッフにやさしい天板高

乗降位置(マウントポジション)は、床上52cmまで下降します。車椅子からの乗降に必要な天板高さ65cmを、十分にクリアしています。また、天板形状は、完全なフルフラットを実現。車椅子やストレッチャからの移動の際、検査スタッフだけではなく、被検者の負担も大幅に軽減します。

段付きハンドグリップ

握力が弱い方々にも安心して検査を受けていただくために、汗ですべりにくい素材と握りやすい形状を採用。逆立位時の負担がかかるアングルでのグリップ性を高め、握りやすさからくる安心感を提供します。

低レートパルス透視

1、2、3.75、7.5、15fpsまで、低レートから5段階のパルスレートを選択できます。その多彩なパルス透視はグリッド制御X線管により制御。画質を保ちながら更なる被ばく低減が行えます。
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