MR パフュージョン解析

MRI画像を用いて、局所脳血液量(CBV), 局所脳血流量(CBF)、局所平均通過時間(MTT)、ピーク到達時間(TTP)の表示が可能です。

DTI解析

複数軸のDWI画像を基にテンソル解析を行い、異方性画像(fractional anisotropy map:FA map)を計算します。FAを追跡することでトラクトグラフィを作成することが可能です。血管系や腫瘍を合わせて表示することで、推定された神経走行との比較が可能です。

MR 遅延造影解析

MRI遅延造影法により撮影されたデータにおいて、心筋をトレースすることで各セグメントのインテンシティーをブルズアイ表示します。梗塞病変の視覚的な評価を容易にすることができます。

MR 心臓解析(右心室解析)

心臓MRIシネ撮影データから右心室を指定することで右室部分を自動抽出し、経時的な容積変化を計算します。右室専用の壁自動追跡機能を搭載し、右室トレースを大幅に効率化しました。

MR 心駆出率解析

心臓シネMRI像より、心室容量、駆出率の計算、短軸MPR表示、動画の再生などで心筋の壁運動の評価、拡張期と収縮期の表示などを行います。ブルズアイ表示では、心筋のダメージの程度を評価することができます。

MR 細血管解析

MRIで撮影された冠動脈読影用のデータから複数の冠動脈分枝を一度に自動的に抽出します。ストレッチCPRやオブリークによる冠動脈狭窄の評価が造影剤無しで可能になります。心臓部分の自動抽出機能を搭載し、冠動脈瘤などの形状評価が簡便になりました。

MR 心筋パフュージョン解析

MRIの安静時、負荷時、希釈データをもとに、心筋血流の評価を行ないます。心筋はセミオートトレースで、マニュアル補正、位置合わせ等が可能です。解析結果はブルズアイ表示や、タイムインテンシティー表示されます。病変部のバイアビリティー評価等を可能とします。

MR 3Dマッピング解析

膝軟骨の変性などを診断する画像として用いられるT2mapおよびT1ρマップを作成し、その値を3次元的に表現することを可能にしました。従来の断層画像表現では捉えられなかった軟骨のような薄い物体の表面でどのような範囲で信号変化が起こっているか、視覚的に分かりやすく表現することが可能です。

DWI解析

b値の異なる拡散強調画像データを用い、ADCマップを作成します。抽出された体積ヒストグラムから尖度(kurtosis)と歪度(skewness)を計算することができます。Computed DWIでは任意のb値におけるDWIを計算することが可能です。

DWI定量評価

全身拡散強調画像(Body DWI)とADCマップから特定閾値領域の抽出とボリュームを確認することができます。データベース登録により画像での過去比較や、時系列での体積の遷移の評価が可能です。骨転移などの経過観察、治療効果判定などに活用できます。

MR フロー解析

MRIの位相画像を用いて、関心領域の血流速度や流量計測、グラフ表示が可能です。また、2断面を同時に読み込み、それぞれの断面のROIから得られる計測値を用いた計算を行えます。弁の逆流の観察や、体肺流量比(Qp/Qs)を求めることが可能です。

sou