FBIは、造影剤を使わないMRIによる新しい血管撮像法です。これまでの方法では見えにくかった下肢(足の先)や四肢(手足)の細かい血管まで鮮明に描出できるようになりました。
造影剤を使わずに動脈と静脈とを分けて描出できることが、FBIの大きな特長です。動脈と静脈とを分けて画像化することは、診断の情報として、とても有用です。
大腿の閉塞性動脈硬化症の例
血液成分そのものはMR信号を多く持っているのですが、体内では血液が動いています(血流現象です)。 このため従来のMRIでは、鮮明に血液信号をとらえることが困難でした。
FBI法は、まるでカメラのシャッタースピードを速くしたように、動いている血液の信号をつかまえることができます。こうしてつかまえた信号は、断層像で白く描かれ、血液が強調された元画像になります(左下画像)元画像をかさねて三次元画像処理すると、立体的な血管像として描出されます。
被ばくの心配がありません。
何度でも安心して検査を受けることができます。 造影剤の注射はありません。 検査のためにお薬を飲むこともありません。 | ||
心臓ペースメーカを付けた方は、条件付きで検査が可能です。
詳しくは受診する医療機関にお問い合わせ下さい。 手術などで体内に磁性体を埋め込んでいる方は、医療機関にご相談下さい。 |