社長メッセージ

平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。

 さて、今年4月、従来映像化することが難しいとされていた体の深部を高解像度で映像化することを可能とし、病変の早期発見が期待できる技術として、多くの超音波診断装置に採用されている技術を発明したことが評価され、当社従業員が紫綬褒章を受章いたしました。開発段階からご指導いただいた先生方や世界中でこの技術をご活用いただいている多くのお客様のおかげと、あらためて感謝申し上げます。

 また、医療従事者の働き方改革への対応として、操作者に依存しない再現性や効率性の向上を実現するために、自社開発の3テスラマグネット、高速データ通信を可能とする新しいプラットフォーム、AIによる操作支援機能などを搭載した3テスラMRI装置 「Vantage Galan 3T / Supreme Edition」 を販売開始しました。

 そして、広島大学と次世代のX線CTとして期待されるフォトンカウンティングCTの早期実用化を目指し、世界で3台目となる当社製装置を用いた臨床研究を開始しました。

 このように、私たちはこの上半期に、「臨床の現場において何が必要とされているかを理解し、その課題を解決するために私たちの技術力で製品やサービスとして作り上げ、さらにはそれらを臨床現場で活用していただきフィードバックを得る」というMade for Lifeの理念に従った活動を進めてまいりました。今後もお客さまとともに歩み、成長して、尊い命を守る医療に貢献するソリューションの提供に努めてまいります。

代表取締役社長 瀧口 登志夫