小山田 雅人プロインタビュー #1
全米ゴルフ協会主催の「全米アダプティブ・オープン」に出場!

小山田プロは先日7月18日~20日にノースカロライナ州のパインハーストリゾートで行われた「全米アダプティブ・オープン」への出場を果たしました。 世界各国から障がいを持つゴルファー96名が集い、小山田プロは3名参加する日本人選手のうちの1人です。
コロナ禍での大会では全員にPCR検査を義務づけるなど対策が講じられていますが、基礎疾患を持つ小山田プロはより厳重な感染対策が必要です。感染拡大の時期は遠方の大会参加時も公共交通機関を使わず、自宅のある栃木県大田原市から姫路まで自家用車で移動したことも。今大会も感染対策をしながらコンディションを整え、最後まで粘り強いプレーを見せました。

大会ホームページ:2022 U.S. Adaptive Open: Home (usga.org)
左手1本で250ヤード飛ばす剛腕。右前腕の義手は生活には不便だが遠くに飛ばせるよう“ゴルフ専用”。 二度と同じものは作れないので毎回調整に苦労するそう。

ゴルフをパラリンピックの正式種目へ…。そして夢は金メダル!

ゴルフは障がい者スポーツのなかでも人気のある競技ですが、パラリンピックではいまだ正式種目にはなっていません。ですが全米ゴルフ協会、全英ゴルフ協会など世界のゴルフ協会が正式種目入りを目指して動きを強めており、日本でもそれは例外ではなく、小山田プロもその活動に尽力しています。選手活動のかたわら、日本障害者ゴルフ協会の理事として、日本人選手のレベルアップにも日々奔走している小山田プロ。次回のロサンゼルス大会では、ゴルフのパラリンピック正式種目入りを目指しています。
プロゴルファーとしての夢はシニアトーナメントへの参戦、そしてパラリンピックでの金メダルです!
プロフィール

小山田 雅人(こやまだ まさと)氏

1967年生まれ栃木県出身。2歳の時に事故で右前腕を失いながらも、小学生の時から野球に打ち込み、ピッチャーとして活躍。中学生時に「自分との戦い」ができるゴルフに出会い、没頭する。世界障害がい者ゴルフ選手権をはじめとする数々の大会で優勝するなど、国内外で活躍。2014年にPGAのティーチングプロ資格を取得。