当社グループは、世界190以上の国と地域にサービスを提供しています。また、世界中の専門機関と提携し、共同研究開発を通じて革新的な技術を生み出しています。
さらに、持続可能な地球環境への貢献を念頭に置き、毎年新たな製品を市場に送り出しています。医療機器の環境配慮設計に関する国際規格であるIEC 60601-1-9
*に準拠した製品開発・設計プロセスに基づき、エネルギー消費量や資源使用量の削減を図るため、さまざまな対策を実施しています。また、製品の効率向上に重点を置き、環境配慮設計を推進するとともに、ご要望に応じて製品の環境情報を提供しています。
*IEC 60601-1-9:医療機器が各国の環境規制に準拠していることを保証するための、環境配慮設計に関する国際電気規格または要件。
当社グループは、JIRA
*1の環境委員会およびその上位国際組織であるDITTA
*2の正会員です。 また、EUエコデザイン指令
*3に対応し、COCIR
*4が主導する製品のエコデザインを推進のための自主活動にも直接参加しています。これにより、他の会員企業と連携し、製品に含まれるエネルギーや資源の節約、化学物質の管理に積極的に取り組んでいます。
これらの取り組みの成果は、欧州連合(EU)に慎重に報告・共有されています。特に近年では、EUで推進されている循環型経済に対応し、CRM
*5の消費量削減に向けた技術の開発に注力しています。また、製品に含まれる有害化学物質の排除にも積極的に取り組んでいます。
- *1 JIRA: 日本画像診断システム工業会 Japan Medical Imaging and Radiological Systems Industries Associationの略
- *2 DITTA: 国際画像診断治療機器業界会議 International Congress of Diagnostic Imaging and Therapy Systems Trade Associationの略
- *3 EUエコデザイン指令: エネルギー関連製品に適用されるエコデザイン要件の枠組みを確立することを目的とした指令
- *4 COCIR: 欧州放射線医用電子機器産業連合会。The European Coordination Committee of the Radiological, Electromedical and Healthcare IT Industryの略
- *5 CRM: 戦略物資 Critical Raw Materialsの略