例えばですが、不慣れな方でも安心して操作できる簡単操作用コンソールと、専門的な使用を想定したコンソールなど、複数のコンソールを用意することは難しいでしょうか。慣れていない方でも、簡単に安心して操作できるコンソールのニーズはあるのではないかと。
多目的利用が進み、消化管ではない先生方も装置を利用するようになってくると、コンソールにバリエーションを持たせることは確かに必要だと思っています。一方で、部品の問題やメンテナンスの手間が発生することを考えると、なるべくバリエーションを持たせたくない、というのも正直なところです。最近ではこの2 つを両立させるために、基本的なインターフェースはスマホやタブレット、タッチパッドにその人が使う機能を表面に並べる、ということがだいぶ一般的になってきています。このように同一のユニットを使用しながら、「ユーザーに合ったインターフェース」が提供できないかということは、一旦考えたいと思います。
最終的には触らないで「こうしてください」とちょっとだけ触れば撮れるとか。初めて操作される方が「はいどうぞ」と言ってすぐ撮れるくらいにしたいですよね。
ほかのモダリティと比較してみると、C TとかMRは、一つの「スタート」というボタンを押してしまえばシーケンスが自動的に走るというイメージです。でも超音波とかX 線T V 領域は、術者の操作がその検査の結果に大きく影響すると考えると、スイッチが直感的に見えるような操作卓はありだと思います。
ただ一方で、初めて見る人にとってはスイッチがあれだけ並んでいる時点でちょっとお手上げだという人もいますね。
以前、健診で実際に稼働しているところを見たことがありますが、「これは押さないでください」と書いてあった。
結構ショックですよね。