様々な場面で必要とされる回診車に、撮影線量の最適化をサポートする「Built-in AEC Assistance(BiAA)」機能を搭載しました*。BiAAはCXDI-Eliteならではの自動露出機構(AEC)のフォトタイマに備わる採光野機能を活用した機能です。これらの先進機能に加えて、軽快な走行性とスムーズなポジショニングは、回診車の可能性を拡げる、新しいカタチです。
*BiAAはオプションです。

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採光野を配置したCXDI-Elite

CXDI-Eliteはパネル表面に5つの採光野を配置しました。これらの採光野は複数箇所選択し、事前に撮影プロトコルへ登録することができ、採光野の選択忘れを未然に防止できます。また選択している採光野は任意に変更できます。

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線量の最適化をサポートするBiAA* (オプション)

BiAA(内蔵AECアシスト機能)を搭載できます。BiAAは照射されたX線の画素値をリアルタイムに検出し、基準画素値に到達したことをX線高電圧装置に通知する機能です。
従来AEC機能の利用が困難であったベッドサイドや手術室でのポータブル撮影時でも、AEC機能と同様の機能による安定したX線撮影が行えます。

※Built-in AEC AssistanceはX線撮影における補助的な機能です。
※Built-in AEC Assistanceを使用する場合でも、必ず適切な撮影条件を設定していただく必要があります。
※無線接続での撮影の場合、周囲環境からの強い電波干渉により、 Built-in AEC Assistance性能に影響が出る可能性があります。
※強い電波干渉が想定される場合は、有線接続による撮影を推奨します。

散乱線低減処理 (オプション)

グリッド装着の向きや正確な位置合わせが難しい回診撮影時やオペ室での術後撮影でも、デジタル処理で推定散乱線を自動計算し、散乱線の影響を抑えます。高コントラスト、粒状性のよい画像を提供し、撮影画像情報の有効活用を図れます。

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アドバンスエッジ強調処理 (オプション)

画像処理のポテンシャルをフルに活かし、収集した撮影画像から吸収差を補正した「高コントラスト画像(微細構造)」、「デバイスを強調した画像」、「骨を強調した画像」を生成できます。術後のガーゼなどの残留物、チューブやカテーテルの位置の視認性を上げたいなど、術中・術後のニーズにも応える、高度なアプリケーションです。

回診業務をサポートするパネルデザイン

半切サイズは2.3kg、フルサイズは2.7kgと各パネルは軽量化を実現しています。さらに、パネル辺縁には人間工学に基づいたラウンドカーブ形状を採用し、裏面には3か所に深い凹形状のホールド部を設けました。これらラウンド形状および指のかかりやすい構造により、回診業務で繰り返される受診者の背面へのパネル差し込みや、パネルの抜き取り作業をサポートします。

低線量・高画質を生み出すハイエンドパネル

画素サイズは125µmを実現、高い解像度の撮影画像は、撮影像を拡大観察する時など、微細な情報確認に活躍します。また、蛍光体に高感度なCsI(ヨウ化セシウム)を採用、X線照射量を抑えた撮影が可能になり、受診者への負担を軽減します。

快適な走行性

本体幅560㎜のコンパクトボディにより、院内での軽やかな移動や、病室におけるベッドサイドへのアプローチもスムーズに行えます。また、パワーアシストテクノロジー採用による滑らかな走行性に加え、伸縮支柱を採用することで、走行時の正面視界を確保し、安心感のある走行性を実現しています。

FPS視点の動画

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一般的名称 移動型デジタル式汎用X線診断装置
販売名 回診用X線撮影装置 Mobirex i9
認証番号 303ABBZX00018000
製造販売業者 株式会社島津製作所
一般的名称 X線平面検出器出力読取式デジタルラジオグラフ
販売名 デジタルラジオグラフィ CXDI-Elite
認証番号 304ABBZX00003000
製造販売業者 キヤノン株式会社
医療機器の添付文書もご参照ください。