演者1
読影支援ソリューション
『近未来の脳卒中診療 ~CT画像の自動解析と診断アプリケーション~』
櫻井 謙三 先生
聖マリアンナ医科大学医学部内科学脳神経内科 助教
脳卒中は「Time is Brain」と言われ、時間との勝負でいかに早く治療へ進めるかが患者の予後を左右します。
多くの病院で、最初に撮影されるCT画像から虚血性変化(早期虚血変化)の有無を見極め、血栓溶解療法(rt-PA静注療法)の適応を判断しますが、専門医の偏在などで、その治療数には地域差があるのが現状です。
Deep Learningを応用した単純CT画像自動解析ソフトウェアの急性期脳梗塞への適用について、櫻井 謙三 先生より初期経験やその有用性についてご講演いただきます。
演者2
診療支援ソリューション
『Society5.0/4K時代の医療情報ソリューション』
鳥飼 幸太 先生
群馬大学医学部附属病院 システム統合センター 副センター長
重粒子線医学研究センター 准教授
診療現場の課題として、「知識や情報が共有されない」、「横断的な連携が不十分」などがあり、事実、インシデント要因の多くは、「意思決定に必要な情報が人の知覚に至らない」ことである。
今回、「Society5.0」の考え方を基盤とした課題解決のヒントとして「シャウカステン」「FHIRデータ接続」に着目し、「AbiertoCockpit/デジタルシャウカステンによる4Kカンファレンス」の有用性についてご講演いただきます。
演者3
病院情報システム
『豊橋市民病院が電子カルテシステムに求めたものは』
原瀬 正敏 様
豊橋市民病院 事務局 医療情報課課長補佐 兼 経営企画室室長補佐
医療情報システムは、医療機関のツールとして重要な役割を果たしている。一方、利用者側の満足度は低く、最適なシステム選択が行われていない可能性が考えられる。
豊橋市民病院ではシステム導入において、実現したい基本方針を策定したうえで、その方針に則ったシステム選定を実行し、キヤノンメディカルシステムズからの提案を選択した。
選定過程や導入システム機能及びもたらされた効果についてご講演いだだきます。
特別講演
『AIと共存する画像診断のありかた-胸部X線-』
尾崎 公美 先生
福井大学医学部病態解析医学講座 放射線医学 助教
複数の3次元解剖学的構造物が1枚の2次元写真に投影された胸部単純写真の人工知能による読影支援は、多彩な病変が生じ得ることもあわせて課題が多い。
本講演では、正常胸部単純写真を教師データとして、各解剖学的構造物を抽出し正常モデルを構築し、病変によって変化を受ける正常解剖構造の異常検知アルゴリズムを構築するという我々の試みについてご講演いだだきます。
企業PR
『キヤノンメディカルシステムズ Healthcare ITソリューション』
神長 茂生
キヤノンメディカルシステムズ株式会社 ヘルスケアIT 第二事業部
キヤノンメディカルシステムズのミッションは、“Made For life”の経営スローガンのもと、モダリティやPACS、電子カルテなどの技術を活用して、院内に散在するデータを利活用可能な形で収集・統合し、人工知能(AI)などの最新技術を用いてデータを解析し、その結果を医師が臨床活用できるよう、最適なソリューションを提供することである。本講演では、われわれが開発したHealthcare ITソリューションをご紹介いたします。