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― 天板上の広い範囲で検査が行えるように、というニーズに対して
以前は上部消化管分野でとくに活躍してきた装置ですが、近年はさまざまな使われ方をするようになりました。たとえば消化器内視鏡検査のとき、今まで我々は患者さんの足を置くと想定していた位置に実際は頭を配置するなど、新しい使われ方をされています。
すると介助される看護師さんたちが寝台の後ろ側に回り込んで患者さんを介助することになり、寝台の制限があり過ぎると装置の動きが悪くなったりもしてしまいますよね。
あるユーザーがいいと思っているメリットが、ほかのユーザーではデメリットになるというところも若干生まれてきていますね。動いてほしいという要望もあれば、動かないでほしいというユーザーもいると感じています。
今から全く新しい装置を作るというときに、開発にかける想いってありますか?
企画段階で「今ある機能はそのままで」となると、似たようなものになってしまいます。方針が明確になればそこに向けて一新する、今あるのは捨てるのもやむなし、くらいの取捨選択をしたいですね。
これはラインナップの関係もあります。機器が複数あればそれぞれで利用法は限定できますが、やはり一台だけになると、今までの機能は落とせない。そこでさらに追加となると、どんどん機器自体は大きく太くなり、コストも上がります。でも一方でコストは下げなければいけない、ここは非常に悩ましい部分です。
でもこれからは、そういうところから切り込んでいく必要がある、というのは感じています。
新しい技術を出すのは、すごく難しいことです。協力してくださるユーザーと一緒に、研究する必要があります。メーカーがとりあえず新しい機能を作ってみた、ということではうまくいかない世の中ですから、欲しい機能を病院で研究してからでなければつらいです。
新しい技術としては、天板上のどこでも検査できるようにしてほしいという要望を聞いていますが、現場ではどのような領域でのご要望でしょうか?
たとえば、泌尿器、婦人科、整形、気管支鏡検査などは天板の端で見たい検査の多い領域ですので、そのご要望に対してしっかりとしたご提案をしたいと思っています。天板上のどこでも検査ができ、患者さんを移動させなくても検査ができればとても良いと感じています。
技術主体で価格を度外視すれば、それこそ全身が撮れるよう天板上全部検出器にすることで様々な検査にも対応できます。X 線で透視している場所だけ表示することも、技術的には可能です。ただ、そのすごく大きく高価な検出器をみなさんが喜んで買ってくれるかというとそれは違いますよね。
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