重要課題 1
新たな価値創造、医療課題の解決
目標3 すべての人に健康と福祉を
医療機関や患者さんに寄り添った事業活動を展開し、「画像診断」「ヘルスケアIT」「IVD( 体外診断)」の分野に注力するとともに、新たな価値創造につなげていきます。
目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう
国内外の大学などの先端研究機関、他企業などとの共同開発やオープンイノベーションを推進し、社会環境の変化に対応し続ける製品・サービスを展開していきます。
目標17 パートナーシップで目標を達成しよう
グローバル・パートナーシップの強化により、あらゆる国々における医療課題の解決に貢献していきます。
キヤノンメディカルシステムズグループでは、医療におけるイノベーションの推進のため、また新たな医療ニーズへ応えるために、世界各地で現地研究機関との共同研究を実施しています。
本プロジェクトでは、低血圧状態またはショック状態にあるICU患者に対する組織/臓器末梢血流の質的評価および量的評価を研究しています。この評価が可能であることが確認されれば、重篤な患者の管理に革命的な変化がもたらされることになります。
ディープラーニング技術を応用してMR画像ノイズの低減、超高分解能の実現、画像再構成の高速化を目指しています。
高品質な自己由来iPS細胞の実現に向けて、再生医療分野への貢献を目指しています。
この研究プロジェクトを通じて、痛風結節の大きさ自体は、疾患の予後を左右するような指標ではないことが分かってきています。長期間にわたって痛風結節の大きさが変化しない場合でも、結節内に含まれる尿酸の質量含有率は変化します。DECTを用い、疾患の進行を評価するにあたって重要な医学的指標となる、尿酸の質量含有率を定量化します。今日では、フォローアップCT検査を実施し、尿酸の質量含有率を前回検査と比較することで、治療効果の適切な管理が可能となり、患者さんの利益に資することができます。
この新しい臨床アプリケーションは、今日の痛風イメージングにおけるルーチン診療計画の一端を担っています。
症例:Bitte anderes Bildbeispiel, gewünscht ein zeitlicher Verlauf in gleicher Projektion(同じ投影部位を時系列で示す別の画像の提供をお願いします。)
TOPICS: 高品質な自己由来iPS細胞の実現に向けた共同研究を通じて再生医療分野への貢献を目指す
体外で人工的に培養した細胞や組織を利用し、病気や怪我などで失われた臓器や組織の機能を修復・再生する医療技術、「再生医療」。これまで有効な治療方法がなかった疾患の治療が可能になることから、大きな期待が寄せられています。そして、その再生医療の普及の鍵を握っているのが「iPS細胞*」です。
当社は2019年より、キヤノンおよび京都大学iPS細胞研究所と共同研究を開始し、より高品質な自家移植用のiPS細胞(my iPS細胞)の実現に向けて取り組みを進めています。
my iPS細胞は、患者さん自身の細胞から作られることから、移植時に拒絶反応を起こすリスクが少ないとされています。安価なmy iPS細胞を短期間で製造できるようになれば、多くの人が自家移植による再生医療を受けられるようになると期待されます。しかし、その実現には、品質の保証されたiPS細胞を、安定的かつ安価に、短期間で供給できる新たな技術の確立が不可欠です。
当社は、本共同研究において、キヤノングループのコア技術である光学技術や計測技術、画像診断技術を用いて、低コストな検査手法の開発、iPS細胞の分化能(どの臓器や組織に分化するか)を判別するマーカーの探索に取り組んでいます。さらに、キヤノングループのものづくりで培った品質管理技術や製造技術を活用し、iPS細胞の品質に影響を与える因子を特定・制御することで、高品質と安全性を保ちながら、iPS細胞製造の低コスト化と期間短縮の実現に向けて取り組み、再生医療のさらなる発展と普及を目指しています。
* iPS細胞:人工的に作られた多能性幹細胞のこと。多能性幹細胞は、さまざまな組織や臓器の細胞に分化する能力と、ほぼ無限に増殖する能力を持つ。