従来CTのエネルギー積分型検出器(EID)は、入射したX線光子をシンチレータで光信号に変換し、その後、フォトダイオードにて電気信号に変換します。この過程で1 つのシンチレータで発生した光が隣接する検出器に散乱する現象(クロストーク)が空間分解能の低下を招きます。そのためEIDではクロストークを防ぐため、シンチレータの間に反射板(隔壁)を設けます。この隔壁はX線検出における不感領域となるため、極力薄く加工し設置する高度な加工技術と組立技術が必須となります。これに対しPCCT は直接変換方式により隔壁が不要となり、X線検出の有効面積を最大限確保することができます。 結果、従来よりも高効率なシグナルの検出が可能となります。