News | Press Releases


November 30, 2020

国内初、どこにでも移動可能な感染症対策医療コンテナCTの製品化について

キヤノンメディカルシステムズ株式会社(本社:栃木県大田原市 代表取締役社長:瀧口登志夫、以下、キヤノンメディカル)と、株式会社Sansei(本社:神奈川県横浜市 代表取締役:尚和直生、以下、Sansei)は、コンテナ医療設備Medical Container – Cube®(MC-Cube)を活用した国内初の感染症対策医療コンテナCTを製品化し、2021年1月より販売開始を予定しています。

これまでにキヤノンメディカルとSanseiは、災害用の高度医療機器対策として、CT及び撮影に必要な周辺機器や発電機を搭載したオールインワンの医療コンテナMC-Cubeを2014年に製品化し、様々な災害現場で実績を積んできました。 コロナ禍におけるCT検査では、感染患者あるいは感染疑い患者との接触を避けるように配慮する必要があり、検査ごとに入念な除菌を行ったり、院外などに別のCT室を設置したりするなど医療機関の負担が増大しています。除菌などの感染症対策を施した部屋を新たに構築することは、さらなる費用や時間的な負担が発生します。そこで今回、陰圧・陽圧が可能な特殊フィルタで除菌する空調システム、アルコール消毒が可能なガラスウォールシステムなど、検査者の感染リスクを減らすための感染症対策を施した移動可能な医療コンテナCTの製品化を進めました。新型コロナ肺炎診断を行う地域連携病院や自治体などへの導入を目指します。 搭載されるCTは、最新の80列マルチスライスCT Aquilion Lightning /Helios i Editionで、AIを活用した最新の画像再構成技術を搭載しており、低線量で高画質な画像診断を可能とします。 コンテナは、ISO 規格コンテナで陸送、海運など海外にも対応しており、40フィートコンテナ内に検査に必要なCT装置、放射線防護工事を施した検査室、患者の更衣室などがコンパクトに収納されています。またトレーラーで移動可能なため、国内、海外問わず、どこにでも運搬可能で、院外のスペースに簡単に設置し、すぐに安全な検査環境を整えることができます。

キヤノンメディカルは、感染症対策コンテナCTを始め、X線診断装置、超音波診断装置、新型コロナウイルス迅速検査装置など、COVID-19診断に必要なトータルなソリューションを提供することで、新型コロナウイルスの感染拡大防止に取り組まれているすべての医療従事者、関係の皆さまを支援してまいります。

以上

一般的名称全身用X 線CT 診断装置
販売名CT スキャナ Aquilion Lightning TSX-036A
認証番号228ABBZX00118000

【株式会社Sanseiについて】

株式会社Sanseiは、1994年に創業の、高度医療設備、手術室、ICU等特殊医療機器設備ルームの設計・施工・コンサルティングを中心とするエンジニアカンパニーです。2011年東日本大震災後にMC-Cube(医療コンテナモジュール)の開発・商品化に着手し、災害に強い医療設備を提供して行くことで、社会貢献、国際貢献を果たしてまいります。

株式会社 Sansei ホームページ:https://sansei-asia.com/


【キヤノンメディカルシステムズについて】

当社は、疾病の早期診断、早期治療のためCT、MRI、超音波診断装置、X線診断装置などの画像診断装置や体外診断装置、ヘルスケアITソリューションを開発、製造し、世界150以上の国や地域に提供しています。当社の経営スローガンである「Made for Life」(患者さんのために、あなたのために、そしてともに歩むために)のもと、病院経営に貢献し、患者さんに優しい医療システム・サービスをお届けし、これからも変わらず医療に貢献してまいります。

キヤノンメディカルシステムズ株式会社 ホームページ:https://jp.medical.canon/

Aquilion はキヤノンメディカルシステムズ(株)の商標です。
Medical Container–Cubeは(株)Sanseiの商標です。