June 22, 2020
キヤノンメディカルシステムズ株式会社(本社︓栃木県大田原市 代表取締役社長︓瀧口登志夫、以下、キヤノンメディカル)は、ロシア ヘルスケア大手であるR-Pharm Holding, LLC(本社︓ロシア・モスクワ 会長︓Alexey Repik、以下、R-Pharm社)と、ロシアを含むCIS諸国9か国*におけるキヤノン製医用画像診断装置の販売およびサービス保守事業を目的とした合弁会社をロシア・モスクワに設立することに合意しました。今後、全ての必要な規制のクリアランスを得られた後に合弁会社を設立します。
昨年2019年6月29日(土)G20大阪サミットにて日露両首脳の面前で、キヤノンメディカルとR-Pharm社はロシア国内におけるキヤノン製医用画像診断装置の販売および、将来的な現地生産までを視野に入れた枠組み同意書を締結し、今回の合弁会社設立に向けた協議を進めてきました。キヤノンメディカル及び、R-Pharmは、この合弁会社設立を皮切りに現地製造実現に向けて引き続き邁進していく所存です。
今回の合意について、当社代表取締役社長 瀧口は「R-Pharm社というロシアヘルスケア市場のリーダーを担う一社である現地企業と対等なパートナーシップのもと、戦略的事業運営により、CIS医療のさらなる発展に貢献すると同時に、日露経済協力に寄与することを大変嬉しく思います」と語っています。
R-Pharm会長のレピック氏は「まず、パートナーの多大な信頼に感謝しております。キヤノンメディカルの先進的な製品サービスメンテナンスを取り扱う合弁会社の設立は、我が国にとって素晴らしい出来事です。この大きな一歩がロシアと日本の二国間関係をさらに強化することは間違いありません。この合意によって、我々としてもロシア国家プロジェクトで掲げられているような目標を達成させるための全ての手段をロシアのヘルスケアシステムに提供できるようになり、早期の疾患検出率を高め、循環器疾患等の疾病による死亡率を下げることに貢献できることになるでしょう」と語っています。
合弁設立を設立することで、R-Pharm社と共にロシアを含むCIS地域におけるキヤノン製画像診断装置の販売・サービス保守事業のさらなる強化を図り、より質の高い、より効率の良い医療の実現を目指します。
■合弁会社の概要
会社名:RP Canon Medical Systems, LLC (露名:OOO «АрПи Канон Медикал Системз»)
所在地:ロシア連邦 モスクワ州 モスクワ市
設立:2020年7月(予定)
資本金:800百万ルーブル、約12億円(予定)
出資比率:キヤノンメディカル50%; R-Pharm社 50%
代表者:キヤノンメディカルと、R-Pharm社より1名ずつ派遣予定
事業内容:画像診断装置の販売およびサービス保守
*9か国:ロシア、カザフスタン、ベラルーシ、キルギスタン、アルメニア、アゼルバイジャン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、タジキスタン