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April 25, 2022

診療所向け電子カルテ・医事会計システム事業のエムスリーグループへの譲渡に関するお知らせ

キヤノンメディカルシステムズ株式会社(本社:栃木県大田原市 代表取締役社長:瀧口 登志夫)は、エムスリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:谷村 格)(以下「エムスリー」)と協議し、当社のヘルスケアIT事業部門が営む診療所向け電子カルテ・医事会計システム(TOSMEC製品)事業(以下、本事業)を、エムスリーの子会社として電子カルテ及び医療デジタルトランスフォーメーション(DX)事業を推進するエムスリーソリューションズ株式会社(本社:愛知県名古屋市、 東京本社:東京都港区、代表取締役社長:中村 利江 )に対して2022年7月1日付(予定)で譲渡することを決定しました。

当社の国内診療所向けソリューション事業は1970年代より開始し、長年にわたる歴史と実績があります。電子カルテ・医事会計システム(TOSMEC製品)は、情報システムの設備を院内で保有するオンプレミス型であり、多彩な画像診断装置とシームレスに組み合わせ可能なシステムとして診療所の効率的な運用をサポートしてまいりました。 一方、エムスリーグループは、日本の医師の9割以上にあたる31万人以上が登録する医療従事者専門サイト「m3.com」を運営するなど、医療関連の多様なサービスを提供しています。電子カルテではAI搭載クラウド電子カルテを主力とし、診療所の運用効率化の支援を行っています。
診療所のDX化が進む中、エムスリーグループのもとでオンプレミス型とクラウド型の双方の製品を取り揃え、お客様の選択肢を広げることにより、本事業の更なる発展が期待できるものと考えております。

当社は引き続き、コア事業である画像診断を中心に、AIを活用した読影支援ソリューション、診療支援ソリューション等によりさらなる価値を提供することで医療現場のDX化及び効率的な運用をサポートし、患者さん中心の質の高いケアを提供する診療所の支援を強化してまいります。
また今後、付加価値の高いソリューション提供に向けたAI技術開発・販売等の領域でエムスリーグループとの連携の可能性についても協議し、市場環境の変化に迅速に対応できる魅力ある商品の提供を目指します。

TOSMEC はキヤノンメディカルシステムズ(株)の商標です。