News | Press Releases


May 25, 2021

令和三年度全国発明表彰「恩賜発明賞」を受賞

[左]荒舘 博  [右]宮崎 博明

キヤノンメディカルシステムズ株式会社(本社:栃木県大田原市 代表取締役社長:瀧口登志夫)は、令和三年度全国発明表彰(主催:公益社団法人発明協会)において、「大視野CT検出器用データ読み出し方法の発明」(特許第5135425号)が「恩賜発明賞」および「発明実施功労賞」を受賞しました。「恩賜発明賞」は全国発明表彰の中で最高位の賞であり、当社としては初の受賞になります。

全国発明表彰は、日本の科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的に、公益社団法人発明協会が、多大な功績をあげた発明を表彰するものです。本発明を適用したCTにより、脳や心臓のような臓器全体を1回転でスキャンすることが可能になるとともに、従来スキャン方式よりも被ばく線量を大幅に低減した撮影が可能となり、医療の発展に大きく貢献しています。

【受賞した発明の概要】
本発明は、医用X線CTに搭載される大視野CT検出器のデータ読み出し方法に関するものです。検査適用範囲の拡大や患者さんの負担軽減のため検出器の大視野化が進められていましたが、回路規模の増大が課題となっていました。
本発明では、検出器の各素子内にスイッチを配置し、時分割で信号を取り出すことにより配線数を減少させ、処理回路も処理単位をブロック化し並列処理を行うことで回路数を削減しつつ、CTの要求仕様を満たす高速なデータ読み出しを実現しました。これにより、1スキャンで16cmのスキャン範囲を有する大視野CTの製品化に成功しました。

sou

【受章および受賞者】

恩賜発明賞
宮崎 博明
(キヤノンメディカルシステムズ株式会社 CTMR事業統括部 CT事業部 CT開発部 主幹)

荒舘 博
(元 東芝メディカルシステムズ株式会社)

実施功績賞
瀧口 登志夫
(キヤノンメディカルシステムズ株式会社 代表取締役社長)

【全国発明表彰について】
全国発明表彰は、大正8年の第1回帝国発明表彰にはじまり、優れた発明を完成した者、実施化に尽力した者、発明の指導・奨励・育成に貢献した者を顕彰することにより発明の奨励・育成を図り、我が国科学技術の向上と産業の振興に寄与することを目的としています。