1.操作性の良さ
狭い範囲内で全部手が届くので、すごく操作性がいいと思いますね。特にSTCが操作パネル上に設置されているのには好感を持てます。 例えば自動車のエアコンの温度調節なども最近では全てタッチパネルで操作するものもあるようですが、 私自身はメカニカルなダイヤルやボタンがあるものの方が操作しやすいと感じます。 もちろんタッチパネルの利便性もあるのは確かなので、
Aplio flexは操作パネルもタッチパネルも両方使えるのは魅力の一つです。加えてボタンの配置を感覚的にカスタマイズできるというのがあったので、それも大きいですね。
2.セクタプローブの取り回しの良さ
従来と比べて先端が短く、握りやすい形状にしたということを営業の方に聞きましたが、確かに持ちやすく当てやすいです。 またプローブそのものが軽くてケーブルもしなやかです。
とても快適に検査を行うことができます。
3.画質とアプリケーション
先ほどのように心機能評価や弁膜症評価を行いますが、画質は充分だと思います。 上位機種に比べたらということもあると思いますが、開業医の診察室で使用する分には全然問題ない性能です。 また心機能評価を行う際には、左室駆出率を計測しますが、自動で行うAuto EF with GLS機能も重宝しています。 この心内膜トレースには開発段階でAI
*が用いられているため、私が目から見てもいい感じのトレースを行ってくれます。 もし少し外れているなと思ったら、手動で修正を行うことも可能です。
時間が限られている診察の合間では検査時間の短縮につながるため、とても活躍しています。
4.困ったときに役に立つHow to use
キヤノンメディカルシステムズのホームページに掲載されている、
Aplio flexのHow to useのページは実際に私も使っています。 デモもしてもらいましたが、それで全てを理解できるわけではありませんし、 内容を1回で全部覚えられるものでもありませんので、確認ができるのはとてもよいです。 また、キヤノンがAplio flexを用いたセミナーを定期的に開催している点も好感を持てる点の一つですね。