選定では、半導体検出器の装置であること、撮像時間が短縮できること、快適な検査環境の提供と価格をトータルに検討した。原田技師長は、「検診がメインの当クリニックでは、検査のスループットの向上が大きなポイントでした。検査効率の向上だけでなく、検査時間の短縮は受診者にとってメリットになります。また、同時に受診者が快適に検査を受けられる装置であるかも考慮しました」と述べる。Cartesion Primeの半導体検出器は、体軸方向27cmの広い有効視野を持ち、280ピコ秒未満のTime of Flight(TOF)時間分解能で高画質化を図り、CT部分の80列CTと併せて高精度な検査を提供する。また、78cmのワイドボアやワイド天板、47.5cmまで下がる低床寝台などで、快適な検査空間を提供する。これらの高い性能と価格のバランスの良さからCartesion Primeが選定された。