開業当初は医師も私1名のみだったことから、診療も紙カルテを運用していました。その後、最初の電子カルテが稼働したのは、2004年10月です。その頃には通常の外来業務だけでなく、乳幼児健診事業や病児保育事業などにも取り組み、クリニックの運営規模も大きくなっていました。スタッフも私以外に非常勤医が複数勤務するようになるなど人員が増え、紙カルテでは満足のいく診療業務ができなくなってきていたのです。
図:むかいだ小児科システム構成図
サーバーを含め、院内には13台の端末を設置。電子カルテシステムは各種モダリティおよび予約システムと連携し、効率的な診療業務を実現している
写真:むかいだ小児科では、診察室に医師用と患者用の2つのモニタを用意。診療内容が患者さん及び付添いの家族にも見られるように配慮している
写真:受付には電子カルテ端末を3台設置。レセコン一体型のシステムにより、請求漏れが減り、作業も効率化されたとスタッフからの評価も高い
【正式名称】 | むかいだ小児科 |
---|---|
【所在地】 | 愛媛県伊予郡松前町恵久美792-1 |
【診療科目】 | 小児科、一般診療、検診予防接種、皮膚科、ゆっくり相談、病児保育
|
1991年、向田隆通院長が、自分の目指す「患者さんにどっぷり接し、病気のことを含めてその子の全てを見てあげる」医療を行うために開業した「むかいだ小児科」。松山市のベッドタウンの松前町は開業当時、小児専門医が不在の一方、国道56号線・伊予鉄道岡田駅に近く、将来の発展に期待が持てたことから現在の地にオープンした。98年には診療スペースを増築し、診療棟で外来業務、2階建ての新棟では1階で乳幼児健診・予防接種を、2階では病児保育事業を展開している。広い駐車スペースには、同院のシンボルであるSLが展示されている。また、日曜診療を実施している他、愛媛大学をはじめ、県立中央病院や松山赤十字病院、松山市民病院等との連携を密にしていることも特長だ。外来患者は1日平均約110名だが、冬などの繁忙期には300名に達することもあるという。乳幼児健診は月間約50名、病児保育も年間600名を数える。
スタッフは向田院長に加え、小児科の非常勤医2名、皮膚科の非常勤医1名。看護師7名、医事スタッフ7名、保育士4名、健診の際に勤務する管理栄養士と歯科衛生士が各1名おり、総勢20名以上のスタッフがいる。
キヤノンメディカルシステムズウェブサイト(jp.medical.canon)は、 薬機法対象商品の情報を医療従事者向けにお届けするためのコンテンツを含んでおります。 お客様がアクセスされたページは医療従事者向けの情報を掲載しているため、 閲覧は医療従事者限定とさせていただきます。
あなたは医療従事者ですか?
「いいえ」の場合は、キヤノンメディカルシステムズWebサイト内「一般のお客様へ」ページへリンクします